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ハーさんの週間日記 日記 〜Diary〜



5月31日(水)城下町・日野(滋賀)でみつけた初夏の味 

きょうのBBCの「ぐるっとびわ湖環状線」のロケは、日野町(蒲生郡)へ。真夏を思わせるようなギラギラした太陽が容赦なく照りつける中、まずは近江鉄道の日野駅へ向かった。この駅はなんと、1900年(明治33年)の創設当時のままの駅舎を使用しているのだ(写真2枚)。ホームのベンチも木製、屋根瓦にはしっかり「近江鉄道」の社章が刻まれており(写真)、随所に100年余の歴史を感じ取ることができる趣きのある駅。ああ鉄道ファンにはたまりませんわ・・・。





さて日野町といえば、近江商人の中でも規模が大きかった日野商人のふるさと。江戸時代に日野椀や薬 「万病感応丸」を全国に行商した歴史を「日野商人資料館」で振り返ることができる。ここは日野商人・山中兵衛門の邸宅を公開したもので、当時どんな暮らしぶりだったのか、どのようにして財をなしたのかがなどわかりやすく伝えてくれる。またに日野は「農業公園・ブルーメの丘」をはじめ、「ダリヤ園」「雲迎寺のさつき」など花の町としても名高いのだ。

そしてロケ中に日野高校前で見つけたのが、タイガースカラーのこの幟だった(写真)。地元の和菓子店「氏家の郷・かどや」さんがつくる「パイン大福」は、今年からの新商品らしい(写真)。早速取材を申し込む。我が番組はいつもアポなしの行きあたりバッタリ。しかし、突然の取材依頼にも快諾をもらう。おおきにです。この商品はいちご大福の季節が終わったあと、夏バージョン大福として新たに今夏に登場したとのこと。外側まで黄色にして季節感を出し、食欲をそそる(写真)。赤ちゃんの肌のような柔らかい餅と甘酸っぱいパイナップルとのハーモニーは絶妙(写真)で初めての味。ぜひしっかり冷やして食べてみてください。




5月27日(土) 新幹線新駅着工イベントのゲストで

2012年度に完成予定の滋賀県・栗東市にできる新幹線新駅。この日、仮駅名が「南びわこ駅」と決定した。栗東文化芸術会館で行われた着工記念イベントに「喋る鉄ちゃん」の私めもトークゲストで参加させてもらったのだ(写真)。屋外ステージでの持ち時間は40分。番組裏話・鉄道よもやま話・新幹線クイズなどのあと、担当するE−radio「ナッツ・メロン・ショー」の斉藤ディレクターと臨時にフォーク・デュオを結成。ステージ上で「戦争を知らない子供たち」も披露(写真)。リスナーさんたちと楽しいふれあいのひとときを持つことができた。



ところで京都〜米原間にできる「南びわこ駅」は、地元が誘致する請願駅。ゆえに工事費用のうち240億円は県や地元自治体・企業などが負担しなくてはいけない。在来線とは草津線の新駅で接続できるが、車利用が多いと見込み大規模な駐車場を設置する予定だ。これからの県南部の玄関口としての役割に期待したい。

5月25日(木) 初夏の高知ひとり旅・2日目

きょうも快晴。朝から四万十川をめざして高知市内からレンタカーを走らせる。国道56号を高知の西海岸に沿って走る途中、ひたすら歩くお遍路さんにも多数遭遇する(写真)。やはりブームなのだ。車は約2時間で中村駅に到着(写真)。ここでまたレンタサイクルを利用する。四万十川に沿って広い専用のサイクルロードが整備されているので、とても走りやすいしアップダウンも少ない(写真)。約40分ほどペダルをこぐと「佐田の沈下橋」という欄干のない橋に(写真2枚)。これは大雨のときに流木などで橋が壊れないように生まれたという素朴な橋。周囲の自然とマッチして日本最後の清流は滔滔と流れゆく(写真)。全長196kmの四万十川は魅力いっぱい、今度はぜひカヌーをやってみたい。





昼からは「四万十いやしの里」でサイクリングの汗を流す。ここは土佐西南大規模公園の中、雄大な太平洋を眺める位置に建物があり、宿泊・温泉・レストラン・中医研究所などの設備がある(写真)。平日の午後なので客もまばらでのんびりできた。緑の木立に囲まれてはいる海水露天風呂が実に気持ちいい(写真)。ああ極楽!



こうして天気にも恵まれた高知2日間の旅は、ローカル列車・地元グルメ・温泉などを満喫して無事フィナーレ。帰路は飛行機で大阪へ。往きは列車乗り継ぎで大阪〜高知が4時間かかったが、帰りは全日空でわずか45分。高知は近いのか、遠いのか・・・。日本の原風景をまだまだたくさん残す高知県。この夏もう一度行きたいなあ。

5月24日(水) 初夏の高知ひとり旅・1日目

新大阪から新幹線で岡山へ。岡山からは瀬戸大橋線・土讃線系由の「特急・南風7号」に乗車。途中、大歩危駅(徳島)付近の渓谷美が新緑に映えてとても綺麗だった。所要2時間20分で「御免」駅(南国市)に到着。この駅、ひらがなで表示すると なんか可愛いねえ(写真)。ここからは本日の第一目的である「土佐くろしお鉄道」に乗車する。02年に開通したこの<ごめん・なはり線>は、南国市から奈半利町までの43kmを結ぶ。一日1本 観光用のオープンデッキ車両も走っているが、この時間は通常の1両単行の快速列車(写真)だった。列車は高知の東部を走るが、全線高架で海岸線が迫っているため景色はバツグン(写真)。およそ30分で安芸に到着(写真)。




昭和50年代の読売テレビの新人アナの頃、阪神タイガースのキャンプでよく訪れた安芸。その頃は宿舎とグラウンドの往復だけだったので、今回は街中をしっかり見ようと自転車を借りることにした。うれしいことに駅前の「ぢばさん市場」のレンタサイクルは無料!しかも3段変則のバイクだった(写真)。快晴のなか薫風を受けて城下町を探訪する。すると田園風景の中に突然見えてきたのが、安芸のシンボルともいえる「野良時計」(写真)。一般家庭にまだ時計が普及していなかった明治20年、ここの地主さんが手作りで完成させた見事な櫓時計だ。また、この近辺には安芸城址を取り囲むように武家屋敷が立ち並び(写真2枚)、独特の瓦塀などが藩政時代の趣きを今に伝えてくれる。これまではタイガースのキャンプ地のイメージしかなかったが、なかなか しっとりとしたええ街やんか。




再び「御免」まで戻り、ここから高知市内までは あえて路面電車の「土佐電鉄」を利用する(写真)。並行するJRの特急なら7分で行ってしまうところを、この「とでん」<地元の人は、こう呼ぶ>は、40分かけてのんびり走る。御免〜高知はJRなら 駅だが、土佐電は37駅もあった。スロートレインで街の風景をしっかり眺めながら、市内中心地「はりまや橋」に到着(写真)。交差点の角にあったデパート「とでん西武」が廃業しているのに時代の流れを感じたなあ。



夜は、高知放送の後輩アナに案内してもらって地元料理を満喫。繁華街・追手筋にある「お箸の国」というお店は女性料理人が経営する居酒屋。くじら・カツオのたたき(写真)をはじめ、地鶏の土佐ジロー、フルーツトマト、うつぼのから揚げなど旨いものが目白押し。中でも僕のお気に入りは、土佐清水のサバを使った鯖寿司(写真)。これは絶品だった。地酒「美丈夫」や四万十の栗焼酎「ダバダ火振り」もしこたま飲んだ。



仕上げは屋台・松ちゃん(写真)で餃子を。ここは、2月にはキャンプ中のプロ野球選手も多数訪れる銘店。ここへ来るまでに腹いっぱい食べたはずなのに、ここの餃子は別腹ではいってしまう。冷たい麦酒で今夜はフィニッシュ!



5月21日(日) 「藤山寛美17回忌・偲ぶ会」で司会を担当

1990年5月21日。当時読売テレビで「2時のワイドショー」を担当していた私のもとに番組終了後 寛美さんの訃報がはいる。早速 山科の自宅に通夜取材に伺ったことを思い出したが、あれから17年目を迎えたのだ。

偲ぶ会は、心斎橋の日航ホテルで午後4時に開会。総勢200名が出席し、24卓となる(写真)。各テーブルには「親バカ子バカ」「はなの六兵衛」「アットン婆さん」など、かつての新喜劇の上演タイトル名がつけられていた。まずは松竹・大谷副会長の開式の辞、中山泰秀衆議院議員の献杯。そして会食にはいってからは、故人と親しかった大村崑・西川ヘレン・やしきたかじん・月亭八方・逢坂じゅん・正司照枝さんや、新喜劇の高田次郎、曾我廼家文童さんなどから、想い出のエピソードが次々と語られる。そのあと2月に放送された「スマ・ステーション」の<藤山寛美特集>を上映、遊びの豪快さ・その裏での借金苦との戦い、そして天才喜劇役者の本領をたっぷりと感じとってもらった。



私も子供の頃、よく家で「松竹新喜劇」を見ていたが、いま改めて観ると天外・寛美の名コンビはやはり抜群に面白い。きっと本日の出席のみなさんの胸にも、永遠に寛美さんの遺したものはしっかり刻まれるはずだ。ちなみにこの会の記念品は、生前に寛美さんがこよなく愛した「パーカーのシャープペン」(写真)だった。大事に使わせてもらいます。



5月16日(火) 彦根で興奮のスポット発見!

JR彦根駅前のアルプラザ平和堂・彦根店の6階、レストラン街の一角にそれはあった。ここの鉄道模型のコーナーはただものじゃなく広く(写真)、全長40mにも及ぶという。NゲージやHOゲージなど いくつもの線路があり、近郊快速の221系・カボチャ色といわれる113系、特急サンダーバード、新幹線500系などの姿が見える。これらをここのコントローラーで運転できるのだからごきげんだ(写真)。またそればかりでなく、自分の家から車両模型を持ってきて、ここで走らせることもできるのだ(その場合は60分700円で線路貸切となる)。家に線路を敷く場所がない、家では組み立てや後始末が大変、広いところで走らせてみたい・・・なんて方にはピッタリ!模型鉄ちゃんはぜひ一度足を運んでみる価値あるよ。もちろん各種鉄道模型の販売もやってます。ああもう少し家から近くだったら毎日通うのになあ・・・。



5月11日(木) 旧友のさよならライブへ

夕方に岡山での講演会を終えて、一路大阪へ。梅田は桜橋近くにあるライブスポット「JAZZ ON TOP」へ向かう。今夜は我が旧友・磯村純衣のさよならライブなのだ。彼女と知り合ったのは、アマチュア混声合唱団「フェリーチェ」だった。昭和48年、僕が大学2年で指揮者をやっていた時に、彼女は高校2年生で入団してきた。当時から体格は立派?だったが、声は可憐なソプラノだった。あれから32年・・・。この間まで、彼女はソウル・バード・ミュージックスクールというゴスペル学校の校長先生だった。このたび思うところあって、アメリカにまたまた留学するという。そこで今夜は「さよならライブ」。このあと世界一周の豪華客船に乗り込み、毎夜船内のステージで歌いながらアメリカへ向かうという。

ステージではおなじみのスタンダードを次々と披露してくれたが、中でも「クライ・ミー・ア・リヴァー」が心を打った(写真)。渋みと迫力を加えた声は すっかり大人のアルトになっていた。合唱団で一緒だった昔、NHKのステージ101(なつかしいなあ)の真似をして振り付きで歌った「怪獣のバラード」から32年か・・・。いやあお互い貫禄もついて すっかりエエ大人になりましたなあ。アメリカでしっかり吸収して、また大阪でええ歌聞かせてや!



5月10日(水) またまた信楽へ行ったのだ

先月に続いて、今回もBBC「ぐるっとびわ湖環状線」のロケは、タヌキが出迎えてくれる(写真)甲賀市信楽町で敢行。昼過ぎに伺ったのが陶器販売の「大小屋」さん(写真)だ。店名をよく<犬小屋>と間違えられるそうだが、正しくは<おおごや>と読む。店内は広々としており(写真)、いろんな商品があるが、私が一番気にいったのがこれ(写真)。このオレンジ色が大好きなんです。少し大きめの花器ですが、これで1万円ちょっと。さすが地元直売は安い!




またここには陶芸体験工房もあり、私もビアマグに挑戦。美人のおねえさんの手ほどきを受け制作中(写真2枚)。できあがりは少し先になるそうだが、信楽焼きの陶器のマグカップで飲む冷たいビールは、きっと泡が細かくうまいことでしょうなあ。



そして、ここのレストランの名物メニューがカレーライス。見てください(写真)。ライスの上に旨そうな肉がたっぷり鎮座まします。しかもこれはれっきとした近江牛でござる。ここにルーをかけていただくカレーライスは、もうぜいたくの極まり。1600円の値打ちは充分あるよ〜。場所は「信楽・陶芸の森」のすぐ近くで、国道に面してるのですぐわかります。駐車場もたっぷり完備。食後には種類豊富な紅茶がおすすめ、僕はオレンジとチョコの香りのする珍しい紅茶をいただきました。カレーの刺激をクールダウンさせる いい香りでしたよ。



5月6日(土) GWさなかの結婚披露宴 

午前中、ラジオ関西で「羽川英樹のんびりサタデー」の生放送を終えてすぐに伊丹空港へ。連休で満席の全日空機に飛び乗る。知人の披露宴の司会のため東京へ向かうのだ。会場は六本木ヒルズにあるグランド・ハイアット東京。新郎はかつて私が在籍していたテレビ局の後輩32才。新婦はTVやラジオでよく仕事をご一緒したタレントのU.Oさん27歳だ。

16時の開宴と同時に、新郎新婦はあの格闘技のスター・桜庭和志のテーマ曲「スピード・TK・リミックス」で威勢よく入場。桜庭に心酔する新郎の手には、なんと黒いグローブが巻かれているではないか。主賓挨拶に続いて、サプライズゲストのマギー審司さんのマジックでさらにヒートアップ。この日はモエ・シャンドンのシャンパンが飲み放題とあって、みんな酔いが廻るのが早い。また料理は二人の出身地の名物食材がたっぷり登場。愛知出身の新郎にちなんで「名古屋コーチンのコンソメスープ」「知多産の鯛」「ひつまぶし」などが。また兵庫・姫路出身の新婦にちなんでは「明石のたこサラダ」「但馬牛のステーキ」「灘の日本酒シャーベット」などが供され、お客さんも満足そうだった。

ところが後半、キャンドルサービス入場あたりから少し様相が変わってくる。お客さまのテーブルに挨拶に廻る新郎の足元がおぼつかない。明らかにシャンパンの飲ますぎ、いや飲まされすぎだ。しかしその後も、馴れ初め再現ビデオや友人たちの余興でドンドン盛り上がる。そしていよいよ花嫁からお父さんへの感謝のメッセージを読み上げる時がやってきた。ここは披露宴のクライッマクスであり、感動の一瞬のはずだった。しかし、ここで新郎は完全にダウン。誰かに支えてもらわなれば立つことすらできない状態になってしまった。きっと新婦はハラハラドキドキしていたにちがいない。でも涙ながらにもしっかりと父への手紙を読んだ(さすがプロ!)。そして花束贈呈のあと、新郎のお父さんが挨拶。締めに新郎本人も意識朦朧としながら 一言お礼の言葉を述べお披露喜とあいなった。いやあこれは、二人にとっても忘れられない披露宴になるだろうなあ。今後夫婦喧嘩することがあれば、奥さんはこの日のビデオを旦那に見せてやればいい。きっとすぐにおとなしくなるはずです。ところで二次会はどうなったんやろ?



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