8月27日(水) 講演会で那智勝浦(和歌山)へ
新大阪13:03発の特急オーシャン・アロー 新宮行きに乗り込む。先頭車両のデザインは太平洋を泳ぐイルカをイメージしてあるとか。なかなか夏らしい色合いなのだが、あいにくお天気は小雨がパラパラとうっとうしい。せっかくの南紀への移動なのになあ・・・。車内は、夏休み最後のレジャーを楽む家族連れなどで結構混雑していた。でも講演のときはグリーン車を手配してもらえるので、腰痛もちの僕はとても助かる。なんせ これから3時間33分の旅やからねえ。 僕の座席は3A。いつも思うのだが、JRは指定席を1番でなく3番から売り始める。1〜2番は何かのためにキープしてあるらしいのだが、このグリーン車は先頭の1号車でパノラマ展望車:になっている。つまり1番の座席が運転士後ろの特等席なのに コンピューターはここからは売らないのだ。 僕もプライベートで乗る時は、窓口で1番を指定するのだが、今回は先方手配のため まずはおとなしく指定された3番にすわる。白浜を過ぎてこれ以上 客は増えないと踏んだところで、車掌さんに断わっておもむろに1番に移動。まずは運転士の真後ろにあたる1Aにすわってみる。床面に傾斜がなくフラットなので、思ったより運転士さんの姿が邪魔で前が見えない。今度は右側のひとり席の1Dへ。ここやがな!ここが1番良く前方も見渡せる(途中から別の職員が乗り込んで見にくくなったが・・・)。 これから指定席買う時は、まずここをキープするようにしよう。 16:36 紀伊勝浦着。レトロな木製のベンチと大門坂のJRポスターが出迎えてくれる。晴れていれば紀の松島巡り・那智の滝・那智熊野大社などにも足を運びたいところだが、あいにく雨はやまず。迎えの車でまず宿にはいり、とにかくひとっ風呂浴びる。体がすっきりしたところで、弁当をかきこんで講演会場へ。 18時半から町役場互助会で職員さんを対象に「言葉は魔物・宝物 〜言葉ひとつでこう変わる〜」をテーマに90分しゃべらせてもらったが、みなさん仕事のあとなのに実に熱心に聴いてくださった。感謝です。終了後、勝浦一の有名旅館ホテル浦島へ船で向かう。ここの大洞窟風呂「忘帰洞」を初体験。いっやあその迫力たるや、すごい。 撮影禁止と悪天候のため、洞窟風呂とホテルの巨大なスケールをお見せできないのが誠に残念。ああエエ気持ち。やっぱり仕事のあとの温泉はよろしいなあ。さああとは部屋でビールでも飲んで寝よっと。あすは明石で講演会だ。
8月22日(金) 祇園のきれいどころが大阪に
今年も中津のラマダホテル大阪で「京の宴〜お座敷遊びをちょっとどうどす?」(一名 2万円)という ディナーショーが開催された。祇園多麻さんから女将をはじめ芸舞妓さん12名がステージに登場。昨年に続いて 京都生まれで京都育ちながら、お茶屋遊びの経験なしという私が司会を担当させてもらう。 食事をはさんで本芸である舞いの披露、女将との祇園のしきたり講座、そして舞妓はんインタビューと進み、其の後お座敷遊びを ステージ上でお客さんにも体験してもらい フイナーレは祇園小唄でしめるなど大いに盛り上がった。 昨今は 映画「舞妓はーん」やテレビの影響などもあって、今や京都には100名を越える舞妓さんが在籍するという。 今回登場のきれいどころも、出身は沖縄・鹿児島・長崎・埼玉・群馬など全国各地から。ちなみに20才を越えると舞妓は芸妓に昇格するが、 こちらは定年がないらしく現在の現役最高齢は93歳だとか。その芸妓さんに いっぺん会ってみたいなあ。
8月21日(木) 会員制焼肉店へ出陣!
今夜は高校時代(同志社香里)の同級生9人で食事会です。今回は梅田にある焼肉店和牛懐石 但馬屋梅田店をリザーブし、 ゆっくり上質のお肉に舌鼓を打つことになった。ここは完全予約・完全個室の会員制なので、店の入り口にはいっさい看板がない。 まさに知る人ぞ知るって感じ。店に入るには、事前に教えてもらった暗証番号4ケタを入力しなければならない。 いやあ、昔のディスコにこんなシステムありましたなあ。階段を下りると店内はレトロな民芸調。この和牛懐石というのは あくまでも量よりは質。いい肉のいい部分を少しづつ最高の食べ方で味わおうという主旨なので、我々のような年代にはぴったりなのだ。 では3周年記念のメニューをご紹介しましょう。 前菜は夕張メロンとユッケ。これは興奮して写真を撮り忘れている。続いての肉さしみは、見た目にも涼しげな氷の器で供される。 山形・仙台・秋田の3つの産地から1枚づつが登場。食べ比べるのもオツなもの。 肉さしで胃が起きてきたら、次は塩焼き5種の登場。極上タン、肩バラ、ほほ、もも(ワサビ添え)、 そして上質のミノが並んでいる。塩で食べると肉本来の旨さがよく伝わってくるし、椎茸もよく合う。 ビールは各部屋に設置のサーバーで勝手についで、あとで飲んだ分だけ精算というシステム。 サラダをはさんで、ここから佳境に。本日の特選ステーキはまるしん・いちぼ・ひうち・らんぷ から2つを選ぶ。 僕たちはまるしん・いちぼを焼くことに。特製の醤油だれでいただくのだが、これが実に旨い!旨すぎるのだ。 退院後初めて食べる肉にしては贅沢すぎるかも。血圧のためには塩も控えなければならないが、きょうだけは許して。ああ ホンマニ旨い。 肉のラストを飾るのは、タレ焼肉の外平(そとひら)。横でプチトマトやキウイも焼く。お店の人に薦められた食べ方だが、 肉の上に焼きキウイを乗せると妙に合うんだなあ。そして しめはご飯ではなく冷麺なのも憎い。 あっさりとした冷たい牛骨スープにコシのある麺。ここにお好みでキムチやお酢ををいれ、自分なりの味をつくる。 別腹のデザートも3種あって もう中年メタボ軍団のお腹はパンパン。これでお値段1万円はリーズナブルかも。 牛を1頭まるごと買い付けるからこそできる価格設定らしい。鶴橋とは対極にある焼肉店だが、接待やカップルにはもってこい。 さあ あしたから 粗食に戻すぞ!
8月16〜17(土〜日)日 今年も美山でキャンプです。
昨年に続き、今年のお盆休みも京都は南丹市美山町で京都の友人たち10人(男6、女4人)とキャンプです。 午前中 神戸でラジオの生放送を終えてから現地へ。もう先発隊が汗びっしょりになりながらテントを4張り組んで くれていました。 美山といえば茅葺屋根集落で有名ですが、そこから10分ほど車で行った自然いっぱいの由良川沿いで1泊することにします。 すでに涼しさを満喫できる準備も整っていたので、さっそく川の上にチェアを置き足を水につけます。ああ〜冷たい。 これがやりたくて ここへ来たようなもんです。川面を吹き抜ける風もなんとも涼やか。極楽でございます。先月 大病を克服し またここに来れたなんて とても幸せであります。 19時、いまにも降り出しそうな空を気にしながらBBQの始まりはじまり〜。牛・鶏・エビ・ホタテをはじめメンバーが 持ち寄った野菜も新鮮なものばかり。見てください、この水茄子の大きいこと。これは焼かずにお口直しの和え物にいたしやしょう。 そして川でのキャンプといえば やはりコレ。鮎の塩焼きですねえ。各メーカーの発泡酒や第3のビールも飲み比べましたが、田村正和の宣伝しているのはイマイチ評判がよくありません。 今回は淡麗生に人気が集まっていたようです。 21時。食事が終わるとともに激しい雨が降り始めてきました。みんな予備のテントに身を寄せて飲み直しです。 さいわい雷が鳴ることもなく、雨は1時間足らずで小止みに。濁流に流される心配もなくなりました。ではここで 僕専用のテントをご紹介しましょう。これです。そして今年も贅沢にシングル使用です(恐縮です)。 しかも今回はごらんのようなエアマットを敷いてくれたので、快適に熟睡することができました (ちなみ昨年はダンボールを何枚も重ねて底に敷きました)。今夜の気温は外の風をテントに入れながら、 寝袋で寝てちょうどいい感じでした。それと ここはキャンプ場ではありませんのんで、他の客がいないのはいいのですが トイレなどの設備がないのです。そこでメンバー手づくりのトイレも完成。もちろん後始末もちゃんとやって帰りますよ。 翌あさ9時。朝食タイム。このキャンプメンバーの中には料理人、元ボーイスカウトリーダー、音響屋さんなど いろんな職種の人がいるので とても助かります。ゆえに朝から超豪華メニュー。できたての釜揚げうどんに手づくりサンドイッチ。そして豆腐・油あげ・ わかめ・ネギ等の具だくさんのお味噌汁とボリューム満点。もちろん朝からビールを楽しんでいる輩も。もうお腹いっぱいです。 食後は釣りをする人、川に足をつけ涼む人、居眠りする人など しばし各自自由時間を楽しみます。きょうはお天気は陽が差したり曇ったり ですが、雨の心配はなさそうです。 午後、テント撤収。生来の不器用さに加え、今回は病み上がりで重いものも持てず すぐ疲れることもあって ほとんどお手伝いができていません。 ごめんなさい。またもや殿様キャンプをさせてもらいました。メンバーの皆さんに感謝です。ありがとう。どうか、心優しきメンバーの顔を見てやってください。 平均年齢はいくつになるのかわかりませんが、とにかくみんな元気で明るい仲間です。遅めの昼食は茅葺屋根集落に近いお食事処 「きたむら」さんで、手打ち蕎麦をあっさりとおいしくいただきました。16時現地にて各車ごとに解散です。美山牛乳を飲みながら さあ帰途に。 お疲れさんでした。お陰さまでだいぶリフレッシュできたようです。退院から4週間で ここまで恢復できるとは神様に感謝です。 さあ あすから仕事また がんばるぞ!
8月11日(月) 快気祝いのなべパーティ
今夜は京都の飲み仲間4人が、僕の快気祝いをひらいてくれました。メンバーのひとりのマンションにお邪魔し、 そこで宴は19時よりスタート。本日のメインは僕の大好物でいまが旬の鱧ちゃんでーす。各種野菜とともに なんとマツタケ様のお姿も!中国産の早生を入手したそうなんです。香りはほとんどないけど、やっぱりマツタケが あるだけで場は盛り上がりますねえ。今回の鍋は食べ味を変えて2部制で楽しもうということに。 まずは 鱧しゃぶ。今の時期の鱧がイチバン大きくなってて旨いらしい。分厚い身を鍋から小皿に移し、 クーラーをガンガンに効かせながら口に放り込む。ああ旨い。大病から生還してきてよかったとつくづく思う瞬間だ。 ポン酢には大根おろし・刻みねぎ・七味・酢橘を混ぜ合わせ さっぱりといただく。鱧のうまみが口全体に広がってくるのだ。 次に第二部ははもすき。さっきのしゃぶしゃぶの鍋のダシが少し残したところに、砂糖・醤油・お酒などで味を調える。 しゃぶしゃぶの後のすきやきなので、味は薄めに。小皿に玉子をといて ここにいれていただく。今度は山椒をしっかり ふりかけるのがポイント。そしてシメはここにうどんを投入。少し柚子か酢橘をしぼると酸味があって、腹におさまりやすい。 きょうで退院してからほぼ3週間。まだ食べる量は以前の7割、酒量にいたって半分以下なのだが、ああ 今夜は食べた食べた。 酒量はだいぶコントロールしたけどね。ごちそうさんでした。そしてメンバーの心遣いに大感謝です。 食後は新型デジタルハイビジョンテレビでオグシオのバトミントンの試合を見る。中国チームの前に応援の甲斐なく惨敗したが、やっぱり映像がきれいやなあ。 うちのアナログテレビとえらいちがいや。 でもこのアクオス亀山モデルを友人はリサイクルショップで10万以下でゲットしてきたという。探したらあるもんやねえ。
8月2日(土) 退院から2週間!
きょうは午後から樟葉のK−CATのスタジオで「KANSAI ニュース」の収録。午前にラジオ関西の生放送を終えて、マイカーで神戸から枚方に向かいます。外の気温は36度。直射日光は少なく雲が多いのに、 体にまとわりつくような湿気をふくんだ風が吹き付けきます。体がばてる天気ですわ。 さて約1ケ月ぶりにスタジオにはいると、スタッフからは「お帰りなさい」の大きな拍手とモニター画面にも「おめでとう」の文字。 そして控え室には、僕の大好物の「わらびもち」が・・・。いやあ嬉しいなあ、この気遣い。おおきに。今回収録の8月2週目分からは、 アシスタントも藤原宏美さんに交代。きょうから気分一新して、このコンビでがんばります。 また1ケ月の間 代役を務めてくれた立原啓裕さん、津田なおみさん ありがとうございました。 さて きょうで退院から2週間たちました。おかげさまで順調に恢復です。もう普通の生活を送っていますが、 食生活だけは気をつけるようになりました。 (1)腹8分目 (2)塩分少なく (3)野菜たっぷり (4)肉や油物少なく 酒量少なく (5)酒量少なく・・・ をしっかり今のところ守っています。 体重も3.5kg減でキープです。もう手術の傷口のひきつりもほぼなくなりました。自分でも外科手術の回復の早さにびっくりです。 あとはこの暑さに負けない体力を少しづつ つけなければ・・・。 *8/5(火)〜8(金)のスポーツニッポンの「100歳までピンピン」(芸能・社会面)のコーナーで、 大動脈瘤と私のことも 取上げてもらいます。 *当欄にある「闘病記」は実にたくさんの方に読んでいただきました。ご心配いただき ありがとうございました。 *5日(火)に病院で退院後初の検査があります。これが終わるまでは、好きな サウナ・マッサージ・フィットネス・自転車なども しばし封印です。
2008年7月>>