1月25日(月) 大津・坂本の盆梅展へ
夕方からのBBC生放送の前に、午後から大津・坂本で開催中の盆梅展をみてきました。 比叡山の麓にある坂本は古くから門前町として栄え、いまも50余りの里坊が点在します。 里坊とは延暦寺の高僧の隠居所なのですが、そのうちのひとつ旧竹林院が盆売展の会 場です。 この盆梅展は今から4年前から始まりました。地元在住の桧皮ぶき職人の河村 庄太郎氏が30年かけて育てた約60点が展示されているんです。 まずは、桃色が鮮やかな篤姫がお出迎え。白梅の玉牡丹、黄色が可愛い 黄梅などは もう花を咲かせていましたが、寒い日が続いたため 大半はまだつぼみのまま。 見ごろは2月10日頃になりそうです。 こちらの盆梅展は庭園を借景にうまく配置されているのですが、梅の生育のために暖房は つかっていないので少し厚着でご観賞ください(ストーブはありますが、あまり効果はありません)。 梅を観たあとは、お庭に出てみましょう。1000坪の庭園は八王子山を借景に、大宮川の清流が駆巡り四季の花や苔が美しい名庭です。 この旧竹林院へは京阪坂本駅から徒歩5分、入園料は310円で3月7日までや ってます。 長浜盆梅展ほどの歴史もなく こじんまりしていますが、重要伝統的建造物群保存地区で ある坂本地区の散策とあわせて冬の半日をお楽しみにください。
1月24日(日) KBSラジオイベント「ちょっと遅めの新年会」
「羽川英樹の京・奈良・近江*見つけ旅」(木 19:30〜21時)のリスナーさん が集う、恒例のちょっと遅めの新年会が きょう盛大に行われました。 会場は 今年も大正ロマンただよう瀟洒な旅館 雄琴温泉・びわ湖花街道さんです。 まずは お申し込み人数ごとに、中庭の向こうの個室お食事処で懐石料理 をゆっくり召上っていただきます(お飲み物もフリードリンク)。 私とアシスタントの藤原宏美嬢も 各お部屋にご挨拶回りに伺います。 食事のあとは大宴会場に集合してもらい、最初は私と親友の西田氏のデュオ:ザ・ぼん のステージを楽しんでもらいます。「水色のポエム」「風に吹かれて」「コーヒールンバの 替え歌〜日本酒・ソフトドリンク・クスリ編〜」「冬の稲妻」をご披露。 また途中には「若者たち」「亜麻色の髪の乙女」の2曲を歌声喫茶よろしく、会場のみなさ んと大合唱しました。 締めは空クジなしの大抽選会。KBSグッズ、協賛いただいたキリンビールさんのグッズ、 花街道さんのお食事券に羽川・藤原も出品。大いに盛り上がりました。 これで今回は散会となるのですが、大半の方は その後 花街道さんの天然温泉を存分 に楽しんでお帰りになったようです。ご参加本当にありがとうございました。
1月20日(水) 大寒なのに小春日和の金沢
ラジオの取材も兼ねて北陸・金沢へ。6年前に改装されたJR金沢駅のシンボルは、能楽が盛んな加賀の鼓をイメージしてつくられています。 この高さ13mの木造の門が、サンダーバードから降り立つ旅人を暖かく迎えてくれます。 よく加賀百万石の城下町といわれますが、江戸時代の人口は江戸・大坂・京都についで なんと金沢が4番目でした。 九谷焼の豪華さや金箔の派手さは往時をしのばせてくれますよねえ。 まずは金沢の食文化を支える近江町市場をぶらつき、人気の回転寿司「もりもり寿司」で腹ごしらえ。この市場も1年前に改装され随分きれいになってました。 またこの日は大寒にもかかわらず金沢も16度まで気温が上がり、歩いているとコートもいらないくらいですが 道には雪がしっかり残っています。 このあたりの光景は北国ならではですねえ。 昼食後は観光コースを駆け足で。金沢を代表する花街・ひがし茶屋街は、紅殻格子と石畳が200年の歴史を感じさせる重要伝統的建造物郡保存地区です。 その後 長町の武家屋敷跡、前田利家と妻まつを祀る和漢洋折衷の尾山神社、おみやげの定番・じろ飴で有名な老舗俵屋さんにも立ち寄りました。寒さが和らいでいるので、ゆっくり歩いていても実に気持ちがいいんです。 夕食は繁華街・香林坊近くの五郎八でいただきます。ここは金沢に来るたびに寄せていただく羽川ごひいきのお店なんです。 寒ブリ・甘エビをはじめとする刺身盛り合わせ、香箱(メス)ガニの酢の物、白エビの空揚げ、鴨の治部煮、そして極めつけはのどぐろ (赤むつ)の塩焼き・・・と地元の旨いモンが勢ぞろい。生ビールのあとは地酒・天狗舞の純米酒をオーダー。 酒のアテにはかぶらずしを欠かすことはできません。かぶらの間に寒ブリの塩漬けをはさみ麹で漬け込んであります。珍味です。 そして仕上げは冷たい氷見うどんですっきり。これだけ飲んで食べても約5000円とは 嬉しい限りです。 では このあと大正ロマンたっぷりの白鳥路ホテルでゆっくり休ませていただきます。
1月18日(月) 日本最大級の鉄道ジオラマカフェ探訪
きょうはCS放送の取材で京都へ向かいます。祇園・新門前といえば骨董屋さんと飲み屋さんが混在する地域です。 ここに昨年12月 日本最大級のジオラマ・カフェ&バーがオープンしたのです。もう鉄ちゃんとしてはいても立ってもいられません。 お店の名前は鉄道SL倶楽部デゴイチ、早速ビル2階の店内に突入。いやあ こりゃスケールでかいわ。一周40m,計7線 という大迫力のHOゲージ・ジオラマが鎮座しています。 駅は二条駅や大社(出雲)駅を思わせるクラシックなつくりで、全体的に昭和の懐かしい風景でまとめてあります。 茅葺屋根の農村は、スタッフが南丹市美山(京都)まで足を運んで頭にたたきつけてから 制作にかかったそうです。 この漁港も味わいありますねえ。見学用の手すりも本物の50mレールを使用するという凝りようです。 座席にもいくつかの種類があります。この指定席はジオラマを眺めながら座る席で400円。 でもせっかくなら運転したいですよねえ。運転可能な席はグリーン席と名付けられ、こちらは400円にプラス 車両持込は30分700円、 レンタルの場合は15分800円となります。ゆえにこのような時間チエック用のストップウォッチがずらっと並んでいるんですねえ。 ちなみに上記料金にプラス 最低ワンドリンク注文が必要です。 早速私も制服を借りて グリーン席へ。本日はカボチャ電車と呼ばれ、いまも湖西線や草津線でがんばっている165系を運転することに。 いやあ最高ですねえ。仕事を完全に忘れてます。 こちらが駅長(左)と支配人(中)です。なんとオープン前に8ケ月かけて このジオラマを制作したそうです。 昼間は家族連れやリタイヤした鉄オヤジが多いようですが、夜のバータイムのライトアップも人気のようです。 また 本職の運転手さんや場所柄 舞妓さんもちょくちょく姿を見せるそうです。 平日は10:30〜22:00、日祝は10:00〜21:00 の営業です。京阪・祇園四条駅から北東へ徒歩5分という便利な場所ですので、 ぜひ一度お立ち寄りください。なお この模様は eo光 KーCAT の「KANSAIニュース」で25日から1週間放送します。
1月13日(水) 紀伊田辺で講演会
きょうは くろしお1号に乗って講演会の仕事で紀伊田辺に向かいます。 きのくに線には「オーシャンアロー」「スーパーくろしお」なども走っていますが、今朝乗った「くろしお」は 昭和50年代に製造された国鉄381系のリニューアル版という年季のはいった車両です。紀勢本線は線形が海岸線に沿ってクネクネしており、振り子型車両になっているため本当によく揺れます。 トイレに行くのも一苦労だし、車内販売のおねえさんも大変です。また洗面所には今どき珍しいエチケット袋が常備されていました。 このくろしおの4号車最後部の16番A・B・C・D席はパンダシートになっています。 ここは指定席ではなく、乗客が交代で座って記念撮影などができるよう昨年つくられたフリースペースなんです。 僕も記念撮影したかったけど、ひとりで移動しているし、他の人に頼むのも恥ずかしいので 空席のまま撮影してきました。 途中、和歌山〜御坊間では猛吹雪だったのに、紀伊田辺は風こそ冷たいものの春のような日差しが降り注いでいました。 田辺市は和歌山県第二の都市で、人口7万8千人。合併で熊野本宮や龍神温泉なども市域にはいり、近畿最大の面積を誇る市となります。 またこの街からは天童よしみ、小西博之、フォーリブス北公次、チャンバラトリオ南方英二など 多くの芸能人も輩出しています。 そして武蔵坊弁慶の生まれ故郷ゆえ、駅前では大きな銅像が迎えてくれました。 この駅には深夜1:47に到着する最終列車があります(新大阪22:46発の快速)。 これはJR西日本管内で夜行を除いて最も遅い到着列車です。 きょうは ここで南紀地区のパナソニックの電器屋さんの新春セミナーが行われます。 僕はここで「究極の接客サービスとは」と題して、<客の心をつかむ接客法><思わず買ってしまう会話術><効果的な商品説明の仕方><取材で出会ったアイデアサービス>など 90分間 お話させてもらいます。 和歌山南部は家電量販店もそんなに多くないので、街の電器屋さんの存在は大きいようです。 昨年はデジタルテレビとインフルエンザの影響で空気清浄機がよく売れたと伺いました。 そういえば 2006年、紀伊田辺をロケ地に沢田研二が電器屋のご主人に扮した「幸福のスイッチ」という映画がありましたねえ。 では これより講演に!
1月5日(火) 「大阪市あきないグランプリ」 第1位のうどん店!
きょうは朝からCS放送のロケで、大阪市あきないグランプリで第1位になったお店を取材させてもらいました。 これは 大阪市内の商店街を盛り上げようと昨年始まったプロジェクトで、簡単にいえば大阪の商店街版ミュシュランなのです。 現在 大阪市内にはなんと386もの商店街(約1万4500店舗)があるそうです。その中から推薦を受け書類選考を通った50店を、覆面調査員6名が3週間かけて各店を回り グランプリを決定したものです。 栄えある第1回グランプリに選ばれたお店は、平野区のサンアレイ平野本町通商店街の中にある 手打ちうどんのお店「六々々屋(ろくろくやや)」さんです。 昭和の香りがプンプン残る商店街の一角にあるこのお店は、古民家を巧く改装し坪庭も配して落ち着いた雰囲気です。 さっそくおすすめをいただくことに。まずはこの季節にぴったりの揚げ豆腐生姜入りあんかけうどん(620円)。 あんかけは とにかく体がぬくもります。ホカホカの揚げ豆腐と生姜の香りが食欲をそそります。 寒い冬には最高の組み合わせでしょう。年配の方に大人気のメニューだそうです。 定食では こちらがイチオシ。若鶏のピリカラうまだれからめ定食(780円)。 名前が長いので「A定食」と注文すれば通じるそうです。 特製タレにたっぷり漬け込んだ空揚げは 僕の大好きな味。 添えてある きつねうどんがボリュームたっぷりで、ダシといい麺の質といい申し分ございません。 いやあ近くやったら 毎日通いたくなるようなお店です。 8年前にできたこのお店、覆面調査員も「めんもダシもおいしく、年齢に関係なく落ち着ける」と高く評価しています。 店名は第6感を大事にしてほしいという気持ちからきているとか。ぜひ一度 お立ち寄りください。 なお この模様は 1/13(水)以降「KANSAI ニュース」の「ちょっとええやん」で検索していただくと、動画でご覧いただけます。 取材の帰り、鉄ちゃん羽川は商店街の入り口でこんなもん見つけました。 旧南海平野線の終点・平野駅の駅舎跡です。いまは公園になっているようです。道路も線路の形を残すというおしゃれなデザインに。 1980年に廃止された南海平野線は、この平野と天王寺・恵比須町など約6kmを結んでいました(現在の阪神高速14号線に沿っていたようです)。 いまは公園の壁画に描かれた絵で、その面影をしのぶこともできます。でも もう廃止されて30年も経つんやねえ。
1月1日(金) 謹賀新年 2010
新年あけましておめでとうございます。 今年は元日から生放送です。大津パルコのサテスタから e−radioの金曜レギュラーの 「ラジらじ」(15〜17時)を本年の初仕事として務めてまいりました。 パルコは午前中は福袋目指して大勢の人がつめかけたようですが、本番直前の15時前は少し落 ち着いています。 外も寒い、サイフも寒いので元日は出控えてる人 多いんですかねえ。 まずはスタジオにあった 鏡餅と一緒に記念撮影です(どれが餅でどれが顔かわからへんがな)。 本番中に、大津市青山にあるパティスリー・キタガワさんがケーキを差し入れ てくださいました。 洋菓子屋さんんも元日から営業したはるんですねえ。北川社長 わざわざ ありがとうございました。 元日出勤してるスタッフ達でおいしくいただきました。うまかった! 昨日の大晦日も夜 KBSラジオが生放送だったので、なんか正直いうと 年明けた 実感がないんです。でも年末も年初も大好きなラジオの仕事があるなんて 本当に幸せ者です。 本年も いろんな番組やイベントを通じて あなたとお目にお耳にかかれることを楽しみにしています。 健康に留意しダイエットも実行して、いろんな情報やとっておきの鉄道話を お届けします。 旧年に倍しての応援のほど よろしく御願いいたします。
2009年12月>>