10月27日(月) 大好きなローカル鉄道TVロケ
絶好の秋晴れの中、eo光 KーCATのテレビロケで兵庫県のほぼ真ん中を走る3セク・北条鉄道に乗ってきました。 北条鉄道は北条町(加西市)と粟生(小野市)の13,6Kmを結ぶ鉄道で、粟生ではJR加古川線・神戸電鉄粟生線と接続しています。大正4年に播州鉄道によって開業し、 以後 国鉄、JRを経て昭和60年から地元などの出資による第3セクター・北条鉄道として運行しているのです。きょうは ここで「アイデアで生き残りを賭けるローカル 鉄道」を取材しようというわけなんです。 まずは加西市の中心地である始発・北条町駅からスタート。11月には近くに大規模なイオン・ショッピングセンターもオープンするため駅前も活気づいています。 僕たちを待ち構えてくれたのはフラワ2000形2号という紫色のレールバスです。ワンマンカーの後ろから乗り込むと、車内の運賃箱・両替機・料金表など は神姫バスのもの。ディーゼルも日産のバス用のものにターボをつけたもので、アイドリング時に独特の音を響かせています。いやあまさにその名の通りバスを基本にした車両なんですねえ。 列車はのどかな播磨の田園風景の中をのんびりと走りぬけていきます。春は桜、秋はコスモス畑を見ながら のんびり旅が楽しめます。また途中の駅が大正初期の面影を しっかり残しているんです。播磨下里駅では広報の斉藤氏に現在 取り組んでいる「枕木応援団」について話を聞きました。これは駅のホームにある線路 の枕木1本1本にプレートをつけ、協賛してくれた人の名前と1行メッセージを記そうというアイデアです。希望の駅に取り付けることができ、列車の到着を待つ間に自分の名前 をニタニタ確認することができます。1口 4500円は手ごろな値段かもしれませんよ。 鉄道ファンの人気撮影ポイントとなっている法華口駅。大正4年のままの白い木の柱、駅名標、汲み取り式トイレなど なつかしさがいっぱいの趣きの ある駅舎です。 この鉄道では、3年前から全国でも珍しい公募駅長制度を採用しています。ボランティアのため無給にもかかわらず、現在全部で8駅のところに なんと34名もの 駅長が在籍しています。そのうちのひとり田原駅の女性駅長・石飛さんに会ってきました。石飛さんはこの駅のうしろの緑地を利用して、毎週金曜に木陰の 読書ガーデンを開いています。木にハンモックを吊るし、キャンプ用のイスやテーブルも何組か用意してくれています。僕もハンモックに寝かせてもらいましたが、なんとも気 持ちエエやないの。まるで母の胎内にいるような気分です(体重100kgまではOKのようです)。さやかな秋風を受けながら好きな本を読み、山々や田園風景を楽しみ、たま に来る列車(1時間に1本)手をふるのは鉄ちゃん冥利につきますねえ。 いま ご紹介した「レールバス」「公募駅長制度」「枕木応援団」のほかにも、現在 バイオ・ディーゼルを使っての実験走行もやっており、アイデアはまだまだつきな いようです。近年では和歌山電鉄のネコのたま駅長、えちぜん鉄道の女性アテンダントなど アイデアで赤字鉄道を救ったケースがでてきました。この北条鉄道もボランティア 駅長や市民の熱き想いとアイデアで ぜひ生き残ってほしいものです。 なお この取材の模様は パソコンでKANSAIニュースを検索し、その中の羽川英樹のちょっとええやんをクリックしますと 11/12(水)から 1週間 動画でもご覧いただけます。 KANSAIニュースの動画はコチラから
10月20日(月) 乗ったぞ降りたぞ 京阪中之島線
開通翌日の夕方についに京阪中之島線に乗車しました。淀屋橋で降りて御堂筋を北へ。大阪市役所を越えたところに「大江橋」の地上入り口があるのですが、木を使った大胆なデザインは結構目立ちます。また地下に通じる階段のてすりは波型になっていて、とても持ちやすい。特に上りはラクのようです。この駅への通路は写真のようにおしゃれで広々としており、本屋・コンビニ・サンドイッチショップなどがはいっています。 次は「渡辺橋」。中之島線で唯一地下通路で地下鉄(四つ橋線・肥後橋)と連絡しています。フエスティバルホールや朝日新聞社、堂島のオフィス街がすぐそばです。ホームの壁面は未来をイメージする金属材を使用。またエキナカ飲食店としてバールやおしゃれな居酒屋も出店しています。 終着「中之島」は、ホームの壁面が暖かいイメージの木になっていました。ここにはお店はありませんが、リーガロイヤルホテルに直結しています。 またABCの新社屋も近くになります。ここで折り返して、18時すぎの快速急行・出町柳行きに乗車しましたが、これががらすきなんです。帰宅ラッシュの時間やのにまだ浸透していないのでしょうか。こりゃゆっくり座って帰れます。いまは鉄ちゃんや見学客も昼間は多いでしょうが、ビジネス街を走るだけに土・日の利用客の数が少し心配です。 ところで紺と白の新3000系は前にもご紹介しましたが、横2ー1列のゆったりシートが大好評。昼間 30分おきに運行されますが、中之島〜出町柳 65分は少し時間かかりすぎちゃいますか?
10月19日(日) 好天の中、加西・北条の宿ウォーク
加西市で行われるラジオ関西のウォークイベントにゲスト参加するため、新大阪から姫路へと新幹線で向かう。乗車したのは7:59発 こだま639号。 なんとこれが今や貴重な0系新幹線だったのです。現在は山陽新幹線のこだまとして、新大阪発は1日に2往復のみ運行されているという0系。11月末で姿を 消すとあって、いまのうちに乗っておこうという鉄ちゃんたちで車内は大混雑(いつもガラすきやのに・・・)。わたしめも姫路で降りる際、先頭車まで走って そのお顔を記念に1枚パチリ。この列車は6両編成ということもありますが、お別れ月間となる来月はもっと混雑するやろねえ。 姫路からラジオ関西の車で加西まで約40分。集合場所の北条鉄道・北条町駅前には早くも大勢の参加者の皆さんが待ち構えていてくれました。 参加無料・申し込み不要の気軽さに好天も手伝って、予想をはるかに上回る250人ものエントリーがありました。どうも ありがとう。 雲ひとつない秋晴れの下、AM10:15 歴史ある街並みを訪ねるウォークは まず古い商家群をめざします。来月には駅前に大きな商業施設(イオン)がオープンする加西ですが、こういう商店街とうまく共存できれば いいですねえ。 続いて酒見寺(さがみじ)へ。ここの多宝塔は江戸初期の建築で、見事な木組みと極彩色の文様は圧巻!また新装なった鐘楼の鮮やかさも目をひきます。 隣接する住吉神社は播磨三ノ宮のひとつで、717年に建立され国の登録文化財に指定されています。 途中 五百羅漢の前では、原田伸郎さんのラジオ番組に生中継リポートを。林真一郎アナや中川市長とともに出演しました。 其の後ゴール地点では、市長挨拶や僕の鉄道ミニトークショー、旭堂南海さんによる歴史講談を楽しんでもらい PM1:35に散会と相成りました。 きょうは汗ばむような陽気でしたが、秋晴れの中 約5Kmのウォーキングはとても爽快!このあと温泉でもはいれたら最高やねんけどね。 さて これまで加西市のイメージといえば (1)フラワーセンター (2)中国道の加西SA (3)北条鉄道 などでした。 しかし、きょうは僕の知らなかった山陰・山陽を結ぶ交通の要衝として栄えた面影を しっかりと見せてもらいました。ホントいい街です。住んでみたくなる街です。また近いうちに今度は北条鉄道(粟生〜北条町 13、6km)に乗ってゆっくり訪ねてみたいと思います。お疲れさんでした。
10月13日(月・祝) NHKFM 初出演
きょうはNHKFMの中継のため梅小路蒸気機関車館にやってきました。絶好の行楽日和です。家族連れで館内は超満員。ここからきょうはリポートをいれます。 この日はあすの鉄道の日を前に「きょうは一日鉄道三昧」という特別番組を13〜25時まで ぶっ続けで放送するのです。東京のスタジオにはボニージャックス (鉄道唱歌全国334番までレコーディング)・西村京太郎・杉ちゃん&鉄平・カシオペアの向谷実など鉄道にまつわるゲストが集結。 12時間にわたって鉄道に関する歌・音源・トークで盛り上がろうという企画です。この番組の中で中継が2つはいります。 埼玉の鉄道博物館と もうひとつが この梅小路蒸気機関車館というわけで、関西の喋る鉄ちゃんこと私:羽川にご指名をいただき、NHKFM初出演とあいなって全国に向けリポートさせてもらった次第です。 この梅小路蒸気機関車館は昭和47年に日本の鉄道開業100周年記念してオープン。 広さは1200坪で、扇形にひろがる扇形車庫が特徴。ここに20の留置ブースがあり、 18両(うち7両は動態保存)のSLに出会うことができます。 15:30 にいよいよ中継開始。この写真 誰かに電話してるようですが、 実はこの携帯で中継リポートしてるんです。電話ですから インタビューとかはできず、 システム上 東京のスタジオともからめません。全くの一人喋りで15分やっちゃいました。好きな鉄道だから なせる技です。しゃべりまくりました。 でもなぜこうなったのかとスタッフに聞くと、報道班が中継機材を全部おさえていたようで、止むを得ず 携帯電話でのリポートになったと申し訳なさそうでした。 ちなみに僕の後ろにあるC59は、昭和16〜22年に製造された完成度の高いSL。東海道線が電化されるまでは特急「つばめ」「かもめ」「さくら」 などを牽引していました。 最高速度はなんと 110km/hもでるんですよ。 またこの機関車館には、96年から旧二条駅舎(JR嵯峨野線)が移築されています。現存する木造駅舎としては最古ということですが、重厚で趣きのある建物です。 これがいまは入り口受付であり資料展示館にもなっています。SLが出発する時の迫力、坂道を必死で登る姿、 むせびなくよな汽笛などにたまらない魅力を感じるのは 私だけではないはず。その凄さが きょうは はたしてどこまで伝わったかな?
10月8日(水) おけいはんの新車両に一足先にご対面
テレビの取材で京阪電鉄・寝屋川車庫にやってきました。2万1千坪という広大な敷地に43の留置線があり、いろんな種類の電車に出会うことができます。 ここで10/19 中之島線開業と同時にお目見えする新車両に一足先に出遭ってきました。 その名も「新3000系・コンフォートサルーン」です。 まず塗装が今までの京阪になかった紺と白のコンビネーション。なかなか精悍です。車輪もまっさらで、 「川崎重工製 平成20年」の印字が光ります。 では車内にはいって見ましょう。なんといっても横配列 2−1 の座席が目をひきます。もちろん通路も広いです。 座席は従来の特急のロマンスシートよりも2〜3cm横幅が広くなったので、僕のようなメタボ人間にはとてもありがたいです。 そして材質も最高級の人工皮革エクセーヌを使用しているので、もたれ心地も抜群。そしてシートもつり革も紺色で色もすっきり。 いやあ まさにコンフォート・サルーンの名にふさわしい快適な車両です。 運転席も少しのぞかせてもらいました。マスコンは特急などに使用されるワンハンドルではなく、ツーハンドルバーになっていました。やはり左手はアクセル、右手はブレーキと分かれているほうが操作しやすいようです。 また速度計や圧力計はデジタル表示ではなく、昔ながらのアナログに戻っているのも これのほうが見やすいとの 乗務員の意見をとりいれたものだそうです。時計も懐中時計式3針が使われており、全体的にけっこうアナログチックなのにびっくりです。 ちなみに この車両は中之島〜出町柳間の快足急行として日中 30分毎に運行されます。 またすでに新塗装で走ってる特急8000系は、昭和26年からの赤ー黄色の上下が反転。一般車両も従来の緑〜若草から ごらんの緑=白に塗りかえられます。 ちなみにこの模様は 今週いっぱい K−CATの「KANSAI ニュース」でごらんいただけますが、 パソコンで「KANSAI ニュース」から「ちょっとええやん」に はいってもらいますと15日から動画で配信されています。ぜひ一度 僕の嬉しそうなリポートご覧下さい。
10月3日(金) 新番組サテスタからスタート!
3年間続いた「ナッツメロンショー」が終わったと思ったら、早速同じ週から今度は新番組のスタートです。 その名は「らぢ・ラジ」。これは金曜に送る4時間のワイド番組なんですが2部制になっており、僕は第一部の 15〜17時を担当。第二部は仙石幸一君が17〜19時を担当します。ゆえに金曜は「京都ちゃちゃちゃっ」(KBS テレビ/関西テレビ京都チャンネル同時放送)の生放送を13時に終えて、それから大津に大急ぎで移動です。」 僕が受け持つ第一部はナッツメロンショーのテイストを引き継ぎ、70年代前後の洋・邦の名曲をかけながら、滋賀のグ ルメ情報や穴場スポットをご紹介する2時間。もちろんナッツメロンからの名物イントロクイズも健在ですよ。 この番組は大津パルコのサテスタから発信するのですが、「パルコ」「サテスタ」「FM」といえば、どうしても共通ワー ドは若者でしょう。そんな場所から55歳のおっちゃんが喋っていいの?ひょっとしたら、サテスタから喋る レギュラー番組のDJでは全国でも最高齢の部類じゃないですか?ギネスに登録しとこかなあ。ただガラスの向こうから見られ ているかと思うと、少し戸惑うのですが、まあこれも慣れでしょう。よかったら どんな顔して喋っているのか 金曜15〜17時の 間、パルコのサテスタをのぞいてやってください。 そして新番組といえば、木曜18〜19時にはKBSラジオで「羽川英樹の悠遊らじお」も始まっています。 こちらは あまりのバタバタで始まってしまったので、写真を撮り忘れてしまいました(次回にでも撮影を)。京都のトワイライトタ イムになつかしい音楽と、羽川ワールドのトークをお届けしています。こちらもぜひ 聞いてメッセージ下さいね。すてきなプレゼ ントもご用意していますよ。
2008年9月>>