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ハーさんの週間日記 日記 〜Diary〜

2月25日(水) 鉄道本出版まであと50日(1ケ月半)

昨年せっせと書き溜めてきた鉄道の原稿がついに本になります。出版日は4月15日に決定しました。タイトルは「鉄漫! 関西ぶらり列車旅」になりそうです。
本文では鉄ちゃんアナウンサーが 安上がりでノスタルジックな列車旅をご紹介します。沿線のB級グルメ店や温泉・宿泊施設などの情報も満載です。どうかご期待下さい。
原稿は全部書き上げ、現在は出版社で編集中です。そして今週は文章に合う写真の撮影が最終段階を迎えています。今日も3ケ所まわってきました。

まずは叡山電鉄。出町柳から叡電自慢の展望車両きららに乗って30分。終着・鞍馬駅は昭和4年建築のどっしりとした寺院風木造建築です。
駅を出て土産物屋さんを見ながら4〜5分歩くと 鞍馬寺の山門に到着です。ここには世界にも類を見ないという珍しいケーブルカーがあるんです。きょうのお目当てはコレなんですねえ。

展望車両きらら 寺院風木造建築です

このケーブル駅の正式名称は鞍馬山鋼索鉄道・山門駅。座席16席というこじんまりした一般的なケーブルカーなんですが、よく見ると運転士さんは作務衣姿なんです。そう、ここは鉄道事業法で許可を受けて鉄道としては全国唯一 宗教法人・鞍馬寺が運行するケーブルなんです。ゆえに運賃は無料なのですが、お寺の維持協力金100円を寄進するという形をとっています。赤灯篭とうっそうとした杉木立の中を、全長207mという日本一短い鉄道は所要2分で「多宝塔」までを駆け上がります。

鞍馬山鋼索鉄道・山門駅 運転士さんは作務衣姿なんです

続いては近鉄京都線(京都〜奈良間)へ。まずは「桃山御陵前」駅で車両の撮影。オーソドックスな近鉄車両に混じって、いまはこんなのも走ってるんですねえ。帝塚山大学ラッピング号。これも可愛いので撮っておきました。次はこの駅から歩いて淀川(宇治川)橋梁に向かいます。この鉄橋は支間164,4mの日本最大のトラス橋で、2000年に登録有形文化財に指定されています。ごらんのような美しいフォルムなのですが、この橋の一番の特徴は橋脚がないということなのです。
建築当時 ここの川岸が陸軍の演習地になっており、演習のじゃまにならないように橋脚なしでつくられたそうです。今でも安全を期して、特急も時速25キロにまで落として徐行で通過していくんです。

「桃山御陵前」駅で車両の撮影 帝塚山大学ラッピング号
淀川(宇治川)橋梁 一番の特徴は橋脚がない

ラストは大阪モノレール。大阪空港と門真市を結ぶ21,2Kmの路線は、世界最長の跨座式モノレールとしてギネスにも登録されています。また常に高さ10〜20mの高架を走りますから、景色は抜群。春には「万博公園」駅近くで、車内から桜のお花見が存分に楽しめます。ただ撮影ポイントが意外とむずかしいんです。

大阪モノレール 世界最長の跨座式モノレール

でも自分の書いた原稿が本になるなんて ワクワクしますねえ。そして下手ですが写真も自分で撮影したものを全部掲載してもらうことにしました。
発売時には出版サイン会の予定もあります。どうか 4月15日以降 本屋さんの店頭に並んだあかつきには 1冊 売り上げにご協力下さいね。

2月22日(日)東京でドクター向け講演会

虎ノ門のホテル・オークラで、全国の消化器内科・心療内科の ドクターたちを集めての「過敏性腸症候群(IBS)」の勉強会が行われました。 専門の先生のレクチャーの間に、私は「聴衆の心を掴むコツ」と題して、患者への説明の仕方・接し方、またセミナー・学会など人前でしゃべる時のポイントなどを お話させてもらいました。私の話しはいつもパワーポイントなし、レジュメなしという しゃべくり一本の 古典的なスタイル。時折ホワイト・ボードにキーワードを書くだけですが、 それのほうが参加者のみなさんは 集中してよくメモをとって聞いてくれます。

「過敏性腸症候群(IBS)」の勉強会 しゃべる時のポイントなどをお話
しゃべくり一本の古典的なスタイル

講演のマクラでお話したのですが、香川県立中央病院受精卵取り違え問題。 記者会見で頭を下げ謝罪した院長の背広のボタンはとまっていませんでした。また担当医は常に後ろ手のままでした。 カメラが捕らえたこんな姿は視聴者に決していい印象は与えません。だらしなく見えます。えらそうに見えます。 患者は白衣を着た医師の一挙手一投足を常に見ているのです。 これからは危機管理や記者会見のやりかたなどのセミナーももっと必要かもしれません。 患者と向き合う理想的な医療を展開するために、私も患者側の立場から いろいろな意見を発信できたらと思っています。 それにしても きのうは中高生、きょうはお医者さんと 私も幅広く講演活動やってますねえ。

2月21日(土) 名古屋 東海中・高でユニークな講演会

名古屋の名門私立・東海中学・高校のユニークな企画であるサタデープログラム(土曜市民公開講座)からお声がかかり講演に行ってきました。 これは年2回行っている この学校の一大行事で、講座の企画・交渉・運営をすべて生徒が担当します。 生徒自身が会いたい人や話を聞きたい人を選び、 毎回各分野からあわせて50人ほどの講師が各教室でいっせいに専門分野の講演を行うのです。 費用は愛知県の私学助成金をもとに行われるそうです。

僕の場合は 中学3年生の鉄ちゃんたちが出演交渉をしてきてくれました。企画書と出演依頼書がメールで送られてきます。 とてもしっかりした誤字・脱字もない敬語も完璧な文章でした。たしかにギャラは安いのですが主旨に賛同して快諾すると、 今度は実際 仕事場まで取材に来てくれます。僕の担当するニュース番組の収録を見学し、その様子を克明に校内新聞に掲載してくれます。 其のほかには 当日の交通手段や交通費の精算の方法まで担当しますが、すべて大人顔負けのしっかりぶりです。

中学3年生の鉄ちゃんたち

今年も50人近い各界の講師たちが、控え室となった教室に勢ぞろいしました。敬称略でご紹介しますと、 政治家の野中広務、亀井静香、評論家・田嶋陽子、小説家の京極夏彦、海堂尊、ジャーナリスト・池上彰、グラビアアイドル・池田夏希、 鉄道アナリスト・川島令三、鉄道アイドル・木村裕子など まさに多士済々の顔ぶれです。 自分の講演はさしおいて、他の方の話を聞きにいきたいくらいです。 このメンバーでテレビのスペシャル番組やったら おもしろいのんちがいますかねえ。

僕も当初は 鉄道話をしようかと思ったのですが講師に鉄道の大家・川島令三氏もいらっしゃるので、  結局「放送現場の裏側で」というタイトルでお話することにしました。 一般教室ですのでマイクなしでチョークを使って板書というなつかしいスタイルです。 聴講者は生徒・家族・同窓・市民など多岐に渡りますが、みなさん熱心に聞いて下さいました。

マイクなしでチョークを使って板書 名古屋の名門私立 東海中学・高校

この東海中学・高校は浄土宗系の創立120周年の学校で、国公立大医学部合格者日本一という名古屋の男子名門校です。またトヨタ・中部電力などの地元企業のトップや知事・市長もここの出身者です。 頭がいいだけではなく遊び心もあり、昨年の日本テレビ「全国高校生クイズ選手権」でも見事 優勝を果たしているのです。

2月14日(土) 京都でバレンタイン・ディナーショー開催!

あったかいバレンタインデーになりましたなあ。最高気温が18度、京都の2月の気温とは思えませんわ。 きょうは京都のザ・パレスサイド ホテルで夜の「バレンタイン JAZZ&TALK ディナー」に出演です。 これは中高年のご夫婦にも 楽しいバレンタインを過ごしてもらおうと企画されたもので、今回がはじめての開催です。 出演は ボーカルが折原ようこ、ピアノは50周年を迎えたベテラン藤井貞泰、ベースは山本久生というメンバーで、私が構成とナビゲーターを務めます。 折原さんは気合のはいった黒のおしゃれなロングドレス、男性陣はタキシードでステージに上がります。

「バレンタイン JAZZ&TALK ディナー」に出演 男性陣はタキシードでステージに上がります

19時 食事スタート(着席フルコース)、そして20時からショータイムの開始です。 ジャズの演奏と僕のトークが交互に進んでいきます。僕は自分の淡い恋の話や、愛を告白する言葉集、放送ウラバナシなどをご披露。 曲は「テネシーワルツ」「SHALL WE DANCE?」「MISTY」「バードランドの子守唄」などみなさんにも口ずさんでもらえるものをチョイスしました。
藤井さんのピアノソロで奏でられた「マイ・ファニー・バレンタイン」も秀逸でした。

そして後半、いよいよ僕も歌うことになりました。生ピアノで英語の歌詞で人前で歌うなんて生まれて初めて。同じマイクでも緊張するもんですなあ。 「思い出のサンフランシスコ」を歌わせてもらいました。次は折原さんとのデュオで「ラブ・ミーテンダー」。この頃にはだいぶ マイクを持つ手も落ち着いてきました。そしてこのあと本来の演奏メンバーでいっきにクライマックスへ。アンコールも2曲もやってお客さんは満足げにお帰りいただいたようで何よりです。
ご来場のみなさん本当にありがとうございました。また機会があればやってみたいなあと思ってます。

同じマイクでも緊張するもんですなあ 折原さんとのデュオで「ラブ・ミーテンダー」

このステージは倦怠期の中高年夫婦が、ここへ来ていい気持ちになって、帰りには手をつないで腕を組んで帰ってもらおうと考えていたのですがねえ。
はたして何組のご夫婦に効果があったでしょうか・・・。

2月2日(月)京都で浅野温子さんとご対面!

テレビの取材で浅野温子さんにインタビューすることになりました。場所は京都御所に面した落ち着いたホテルの一室です。 僕にとっての浅野さんといえば、映画「スローなブギにしてくれ」が強烈な印象です。あのスレンダーな肢体を惜しげもなく披露してくれた伝説のシャワー シーンは、いまでもしっかり脳裏に焼きついています(あれは彼女が20才の時でした)。 以降、「あぶない刑事」、浅野ゆう子とW浅野ブームをつくった「抱きしめたい」、 武田鉄矢との「101回目のプローズ」、田村正和との「パパはニュ−スキャスター」など常にトレンディ女優として活躍してきました。

そして2003年からは、がらっとイメージを変えて 日本神話に取り組んでいたのです。 全国の神社の境内をステージに「日本神話」のひとり語りに挑戦しているのです。 ただ今年 47歳になるというのに、イメージは昔のまんまでした。あっけらかんと底抜けに明るく、おなじみのガハハ笑いも健在でした。 インタビューしやすかったですわ。5月に 京都は石清水八幡宮、城南宮、平野神社、篭神社(宮津)の4ケ所で公演が予定されています。 全部漢字で書かれてた「古事記」を現代風にどうアレンジしるのか楽しみですねえ。 ぜひ行ってみようと思ってます。 また今は日本古代史の専門家として、国学院大学客員教授の肩書きもお持ちなんですよ。

浅野さんといえば23歳で 作詞家の魚住さん(「男と女のラブソング」など)と結婚。 現在 イケメンの息子さんはNHK岡山放送局でアナウンサーとして活躍して います。そういえば 僕のアナンウサー生活も岡山の山陽放送からやってんけどなあ・・・。最後におなじみのロングヘアーかきあげを生でみたかったのですが、この日はあいにくアップにして結んでいたため叶いませんでした。残念。

なおこの模様は eo光 kーCAT「KANSAIニュース」で今週1週間ごらんいただけますが、ケーブルテレビの契約をしていない方はパソコン動画でも視聴可能です。 「KANSAIニュース 動画」にはいり <羽川英樹のちょっとええやん>に進んで下さい。 18日(水)以降にアップされます。

京都で浅野温子さんとご対面

 

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