3月27日(金) 「京都ちゃちゃっ」最終回はおでかけ中継
春は別れの季節ですねえ。この1週間 各局のテレビ・ラジオ番組でたくさんの司会者が番組の終わりを告げていました。 昼の時間帯では みのもんたさんの「思いっきり○○テレビ」、福沢朗アナの「ピンポン」もそうでした。 そして同じ時間帯に制作していた関西テレビ京都チャンネルとKBSテレビ同時放送の「京都ちゃちゃちゃっ」も 本日が最終回でした。 5年間に渡って京都の「今」をとりあげてきたこの番組、僕は3年間金曜日の司会をさせてもらいました。 最終回の本日はスタジオをとびだして、木屋町五条を下がったところにある五条楽園歌舞練場からの全編生中継とあいなったのです。 昭和40年代には100人以上の芸妓さんが在籍し、ここで芸の稽古やお披露目をしていたという歌舞練場。いまはその歴史あるたたずまいを生かして、 いろんな発表会や展示会、小演劇公演などに活用されているようです。 たしかに舞台も立派。また小さいながらも花道や桟敷席もしっかり完備されています。 きょうは ここに今まで出演してもらった京の匠たちの作品が勢ぞろい。 おひとり1分の計算でトータル約40人のみなさんの作品とインタビューをお届けしました。 染め・織り・陶器・絵画・写真・料理・和菓子・書・いけばななど各界の第一人者が勢ぞろいし、 番組と同時進行でさよなら宴会もスタートという賑やかさです。 月〜木の各司会者もこれまでの番組への思いを書にしたためてくれました。 僕はこのあと「京は深いなあ」としたためました。 放送の世界に30余年も身をおいていると、けっこういろんな分野の方にもお目にかかったつもりでした。 でも この番組では新たに「へえ、そういうことを専門にしている人がいるのか」という方々に 何人もお会いしました。京都は深いです。 これらのスペシャリストがいてこそ、京都の文化・歴史は支えられているんだなあと改めて実感したのです。 番組終了後、月〜水担当の吉田麻衣子、木〜金担当の月山かなの二人のアシスタント嬢とも記念撮影。 スタッフのみなさんにも長い間 大変お世話になりました。それにしても 本当にいい番組でした。 毎週いろんな世界で活躍する方々と番組の後半で25分ほど たっぷり話しを聞けるのが とても楽しみでした。 またいつか こんな番組が担当できたらと つくづく思います。 番組を支えてくれた 視聴者の皆さん、出演者の方々、そしてスタッフさん 本当にありがとう! そしてお疲れさんでした。 またあわせて ナイターのない時期に放送していた KBS京都ラジオ「羽川英樹の悠遊らじお」(木18〜19時)も半年間の放送を3/26で終えました。 こちらも ご支援ありがとう ございました。
3月16日(月) 神戸・長田でミャンマー・カレー
テレビ「KANSAI ニュース」の取材で、 神戸市長田区にある丸五市場を訪れました。 春めいたポカポカ陽気の中、JR新長田駅から海側にぶらぶら歩いて8分ほどで到着です。 最盛期には150軒もあったこの市場も、震災と後継者不足でいまは20軒ほどに減ってしまったそうです。 しかしここは 良き昭和のレトロ感と対面のあたたかみが存分に残る人情豊かな場所なんです。ここに昨年末、ミャンマーカレー店「TeTe」がオープンし人気を集めています。 店主は阿雲登美子さんで、ご主人のモナイ(ミャンマー出身)さんは本職は大工さんですが 暇ができると手伝っています。 カウンターのみ6席というこじんまりとした店内では 3種類のカレーが楽しめます。僕が注文したのは「豚肉とじゃがいものピリ辛カレー」です。ここの特徴は、 カレー粉を一切使わず 野菜のみでルウを作っていること(黄色はターメリック粉でつけています)。これにスパイスを抑え にんにく・生姜・ウコンなどをたっぷりいれた栄養いっぱいのカレーなんです。ゆえにお味はとてもまろやかで、辛さはとうがらしと卓上の特製調味料で調整します。お値段は500円(小皿は350円)で 100円プラスすればサラダとコーヒーがつくという安さなんです。 かつてミャンマーを旅した登美子さんは、その風景に魅せられ 5年間滞在します。そこで知り合ったのがご主人のモナイさん。地元の料理をしっかり勉強して、いつかは日本で店を開きたいと思っていました。そんな折り、この丸五市場の細い路地や各店の持つ雰囲気がミャンマーの市場と似ていたので、ここに出店を決めたそうです。 市場の西村理事長は、「このお店をきっかけに アジアのいろんなお店が集まって活気づけば・・・」と期待を寄せます。近くにお立ち寄りの際は、ぜひ立ち寄ってみてください。 営業は 11〜14:30 の昼のみで、火・土曜が定休日です。
3月14日(土) 初孫とちがいまっせ〜
きょうの「羽川英樹の快速急行・神戸発」(ラジオ関西 あさ8〜10時)は、いつも以上に鉄ちゃん色の濃い番組となりました。 2004年から始めている番組名物の3ヒント駅名クイズでは、過去最高の第一ヒント正解者が出て ハーさんも興奮気味。 ちなみにきょうの問題は、近鉄大阪線から<大和高田・大和八木・耳成・桜井・榛原>の5択でした。第1ヒントは5駅を並べる だけのヤマ勘チャレンジ。ここで過去最高の58名の正解者がでるとはビックリです。第二ヒントは「5駅の中では2番目に利用客の 多い駅」、第3ヒントでは「山の辺の道の起点でもあり、この駅で他の路線と接続しています」となり、正解は「桜井」でした。 また リスナーさんからの投稿の大半は、この日がラストランになるブルートレイン はやぶさ・富士に関する惜別のメッセージでした。 世の鉄道ブームはほんものやね。僕の本もいいタイミングで出版になりそうです。書店に並ぶ 4/15まであと1ケ月だぁ〜! さて番組終了後、こんなお若い美女が局にお見えになりました。言うときますけど私の孫とちがいまっせ。実は昨年夏に出産して産休をとっていた 女性マネージャー(27歳)が わが子を連れてあいさつにやってきたのです。出産前後の8ケ月ほどは 旧知のKさん(男性)にマネージャー代理を御願いしてたのすが、来週(3/16)からは ママさんになった女性マネージャーが再び登場です。 今月は電話対応のみでソフトランディングして、来月から本格稼動の予定です。仕事先のみなさん、小柄ながらがんばりやのマネジャー ぜいまゆり(珍しい名前でしょ)を またよろしく御願いいたします。 さて この写真の美女は生後7ケ月のヒヅルちゃん。賑やかな放送局にやってきても驚きもせず愛嬌をふりまいています。 そこで ちょっとおんぶなどをしてみることに。どうです似合うでしょ。でも7kgって重いねえ。スクスク育ってやあ〜。おっちゃんもママも頑張るわ!
3月4日(水) 梅満開!北野天満宮かいわいボラボラ
KBSラジオ「羽川英樹の京・奈良・近江*見つけ旅」の取材で北野天満宮へ。昨日の大雨もあがって穏やかな日和です。そして天神さんの梅はいまが満開で、まさに見ごろ。 平日にもかかわらず境内横の梅苑にも多くの人がつめかけていました。その一団の中から聞き覚えのある声が聞こえてくるではありませんか。 それはなんと、番組内で京都のウンチクを語ってくれる らくたび文庫の若村亮さんの声でした。 お客さんをお連れしてワイヤレス・マイクでガイドをしていたところのようです。いやあ奇遇ですなあ。 遅めのお昼は 天神さん近くの上七軒歌舞練場内にある「茶ろん上七軒」へ。ここは夏にお庭で舞妓さんのいるビアガーデンとして有名になったところです。 いまここの厨房を預かる大塚シェフは御年75歳。 長年 市内でグリル・オーツカを営んできた方です。注文したミックス バターライス(900円)は、 ハム・肉・ほたて・エビ・カニ・玉ねぎ・マッシュルーム・タマゴと具だくさん。 僕的にはもう少し分量が欲しいところですが、なつかしい洋食の味は健在です。 そのほかにもカレー・オムライスや注文ごとに揚げるドーナツも人気だとか。 4月には北野おどりも歌舞練場で行われるので、稽古帰りの舞妓さんや芸妓さんもよく立ち寄るそうです。 あと帰りに天神さんの門前で見つけた「たわらや」さんも 今度ぜひ行きたいお店です。 築450年という歴史ある町家のお店にはたわらやうどんという名物があるそうです。 店前の掲示メニューから撮影すると こんな感じです。 1本の長さが約50cm,太さ1〜1,5cmはある極太麺が器に2本だけはいっているというオドロキのうどんなんです。 これを トッピングなしで こだわりのダシとショウガだけでいただきます。食感はオモチのようだとか。 茹で上がるまで少し時間がかかるのと、すぐ売り切れてしまうのが残念ですが、チャンスがあればぜひ食してみたい一品です。 さあ帰りは 嵐電に乗ってゆっくり帰ろっと。
3月3日(火) 青春の想い出の地をロケで
きょうは、僕が青春時代に京都でよく行ったデートスポットを再び訪ね歩くというテレビロケを行いました。 しかし折りしも 土砂降りの雨。春の桜の頃によく歩いた 植物園近くの鴨川の半木(なからぎ)の道(北山〜北大路)は、ワンカットでさっさと切り上げました。 そして雨の日は屋内ロケに限るというわけで、まずは四条河原町の北東の細い路地をはいったところにある喫茶・築地へ。ここは昭和9年創業と いう超老舗のクラシック喫茶で、今年なんと75年目を迎えます。店内にはいると、まず荘厳なバロック音楽が聞こえてきます。 先代が集めたレコードアルバムが大きな棚にぎっしり納められています。静かに客席に腰掛けてみると、 ベルベットの椅子や木製のテーブルは昔の規格なので かなりサイズが小さいことに気づきます。 中には、こんなひとりがけのソファー型の贅沢なスペースもあります。学生時代はデートでも来たし、ひとりで来て高野悦子の「20歳の原点」などを読みふけっていたことも ありました。飾ってある陶磁器・油絵・ステンドグラスなどの調度品も昔のまま。 そして名物のウィンナ・コーヒーのほろ苦さやクリームの柔らかさも昔のままでした。 それにしても このお店、雨の日がよく似合います。 続いては 我が奥様と初めてのデートで行ったレストランを29年ぶりに訪れました。祇園は縄手四条上がるにあるグリル・ミヤタさんです。ここは昭和39年の創業ですから、今年45年目を迎えるそうですが、久し振りにお目にかかったシェフの宮田さん(79歳)は今も腕も達者、口も達者。 昔よりさらにパワーアップしているようです。いやあお元気で何よりです。 店の入り口にはキムタクやサッカーの三浦和良夫妻、氷川きよし、中村玉緒さんなどの来店写真が飾られていました。 こちらは元祖炭火焼ハンバーグの店としていちやく有名になったところで、今も一番人気のメニューです。備長炭でじっくり肉の旨味を閉じ込めたハンバーグは やはり絶品。特製のデミグラスソースとの相性も抜群です。このデミソースは最後にご飯にかけていただきます。 これがまた旨いんだなあ(いわば自家製ハヤシライスです)。 現在、このお店では ハンバーグとステーキの両方が味わえるお得なコース(5000円から)が一番のおすすめだとか。 続いてでてきた黒毛和牛のステーキを見てください。このサシのはいりかた。旨そうでしょう。 ガーリックフライをトッピングして、特製のさっぱり和風ソースでいただきます。いやあ もうたまらんわ。マスター、どうか いつまでもお元気でこの味 保ち続けてね。 なお本日のロケの模様は 13日(金)正午からの「京都ちゃちゃちゃっ」(KBSなど)で放送されます。よかったら ご覧下さい。
2009年2月>>