7月28日(土) 五輪開会式の中継に思う
ロンドン五輪の開会式は 日本時間の早朝5時から始まった。 もちろん 僕は熟睡中だったので、後でハイライトで見た。 イギリスの歴史・文化をミュージカル仕立てにしたショー。 色とりどりの各国選手の入場。そして意表をついた聖火台点火。 ポールのへイ・ジュードもよかったし、演出的には大成功だろう。 ただ 日本のテレビ放送の実況はは いまひとつ おとなしかった。 NHKは武田真二・廣瀬智美、日本テレビは蛯原アナが担当したが、 どれもインパクトが薄く地味な実況だと感じた。 かつてNHKには東京大会で 「世界中の秋晴れを、東京にもってきたような すばらしい青空です」と 開会式で名文句を吐いた北出清五郎(90歳で没)がいた。 他にもウルトラCという言葉を生みだした 鈴木文弥(87歳)。 男子バレーの土門正夫(82歳)に、女子バレーの西田喜夫(82歳)。 そして 水泳の名勝負を伝えた 島村俊治(71歳)など名アナウンサーがいた。 みんな 一声聞けば すぐ誰かわかる 名実況アナだった。 民放でもTBS 渡辺謙太郎、NTV 越智正典の語りは大好きだった。 また 関西でも ABC 植草貞夫、MBS 井上光央、 KTV 松本暢明、YTV 佐藤忠功、名古屋・東海テレビの吉村功などは 強烈な個性と声で ゲームを魅了した。 何時の間にスポーツアナは各局とも おとなしくなってきたのだろう。 全英オープンでおなじみの森下桂吉(ANB 55歳)、 野球中継の河村亮(NTV 45歳)、土井敏之(TBS 42歳)あたりは すぐ声でわかるのだが、他は往々にして個性が薄い気がする。 そんなわけで このオリンピックでは、 NHK・民放合わせて お気に入りのアナウンサーをぜひ 見つけてみたい。 (なお 大先輩の敬称を略して表記したこと お許しください)
7月26日(木) 酷暑の中、明石の海岸 自転車散歩
あの生死をさまよった腹部大動脈瘤の手術から、 この夏で4年が経ちました。 きょうは午前中 病院で1年毎の検診。 CTなどの検査の結果も全く異常なし! よかった。 そこで午後から 健康への感謝をこめて クロスバイクに乗りました。 35度の猛暑の中ではありますが、 通称:浜の散歩道と呼ばれる 明石の海岸沿いの専用道をポタリング。 走ってるときは風があたるのでさほど暑さは感じませんが、 停まるとさすが汗がドバッーと吹き出します。 きょうは黄砂発生のため 明石海峡大橋もぼんやりとしか見えません。 途中の林崎松江海岸。 では ちらほらと海水浴客の姿も。 海沿いの専用道は、まさに夏本番の景色です。 江井ケ島は 海の家がなくなっていて さびしい浜辺になってました。 ヤシの木があるこの景色 好きなんですけどねえ・・・。 結局、往復20kmほど走りましたが、バテることもなくゴールイン。 昨年より体重も8kgも減量し、いまや体調は万全なり。 さあ このあと ラジオ関西へ 明日の番組の打ち合わせに行こう。
7月25日(水) 近江舞子のリゾート地ロケ
きょうは地元ケーブルテレビ(ZTV)のロケで 近江舞子にやってきました。 湖西線の駅では ちょうど特急サンダーバードが通過しているところです。 子供の頃、京都に住んでいた英樹少年は、 夏休みになると毎年 親に連れてきてもらったのが、 ここ近江舞子水泳場でした。 「松は緑に砂白き 雄松が里の乙女子は 赤い椿の森かげに はかない恋に泣くとかや」 ・・・琵琶湖周航のうたの2番の美しい光景が、 今もひろがります。 全長3kmに及ぶ浜辺で少し取材したあと、 今度は山側へ移動です。 湖西道路の終点近くにひろがる 北比良別荘・住宅地。 ここには 大阪・京都からのリタイヤした夫婦や、 30代の若夫婦などが思い思いの家を建ててすんでいます。 別荘使いと居住用が半々みたいで、 山の麓に300軒くらいが滋賀の軽井沢という雰囲気を醸し出しています。 そんな中に1軒、すてきなお店を見つけました。 住宅地にひっそりたたずむKUPUいう ナチュラル・スタイルショップです。 アジアやアメリカの雑貨から、 一風変わった信楽焼の器までバラエティ豊か。 緑の見渡せるスペースでは、ピラティスやヨガ教室も開講中とか。 このお店でいちばん僕の目をひいたのは、 ハンモックの品ぞろえでした。 色・柄などが実に豊富で縫製もしっかりしています。 試し寝もできるのですが、これがなんと気持ちのいいこと。 まるで母の胎内にいるようです。ちなみにお値段は、 1万4千円くらいだとか。 続いてやってきたのが、温泉施設・比良とぴあ のすぐ近くにある リール・フランというティルームです。 外観は可愛くメルヘン・チックですが、 店内は落ち着いたジャズ喫茶なんです。 元大手電機メーカー勤務のご主人が、 9年前 早期退職してご夫婦でこのお店を始めました。 若いころから ジャズとオーディオが大好きという御主人のこだわりが、 店内にもあふれています。 スピーカーはJBL(左右で乗用車1台は買える値段のようです)で、 アンプはマッキントッシュ。 この組み合わせが、ジャズにちょうどいいのだそうです。 また ここでは、昼に出す日替わりランチも大人気。 きょうは 大きなプリプリのエビフライがメインでした。 店内からは やさしいジャズの調べが、 そして窓の外には比良山系の山々が広がり 心落ち着くこと間違いなし。 湖にも山にもすぐ行ける 近江舞子。 この夏 おいでになりませんか。 なお この模様は 8/8から滋賀ZTVで毎日6回放送します(15分番組)。
7月19日(木) 神戸の老舗イタリアンで極上ピザ
中山手通りはNHK神戸放送局の南向かいにある イタリアンの老舗ピノッキオに行ってきました。 ここは1962年(昭和37年)の創業ですから、 今年50周年を迎え ます。 神戸らしい暖かい内装は、ほとんど昔から変えていないといいます。 まずは、オードブルのトマト・サラダ。 大きなひとつのトマトを特製ゴマダレソースで豪快にいただきます。 奥は生ハムで、これはイタリアン・ビールによく合います。 次にここの名物をオーダー。 それは14種類のスパイスを加え、 水をいっさい使わず牛乳だけで焼いた直径20cmのピザ。 注文したのは、一番人気という 北欧産のチーズとホワイト ソースを載せたピノッキオ・ピザです。 生地は薄く食べやすいクリスピー・タイプで、 トッピングがヘビーそう なのに、 意外とあっさりしていていくらでも食べられ クセになりそう。 そしてこちらのピザには創業以来、通し番号の三角シートが添えられています。まるでフランス料理のトゥール・ジャルダンの鴨料理への番号札と同じ要領です。 私のピザは123万2400番でした。 100万枚は1999年5月に すでに到達。 次の節目は昇り調子の 1234567番。 あと2167枚です。 一ケ月平均 2000枚ペースなので、来月中には達成されそう。 どんなお客様が いつ幸運の番号を手にするんでしょうね。 ピザもイカスミ・スパも まだ 一般に浸透していなかった時代から提供してきた神戸の老舗。 その伝統の味はたしかなものです。 デザートのティラミスも甘さを抑え、大人の味に。 また来たくなる いい雰囲気と味のお店でした。
7月15日(日) 六甲アイランドの美術館へ
六甲ライナー・アイランドセンター駅に直結する 神戸ゆかりの美術館へ行ってきました。 こちらでは いま「西田眞人が描いた神戸風景」が開催されています。 西田氏は神戸市兵庫区生まれの日本画家で、 現在 京都市立芸術大学の教授も務めています。 今回は初期から近作まで約70点の本画・下絵・素描を展示しています。 見どころとなるのは 美しい神戸の風景の数々です。 チラシにも掲載の「輝く街」は、 月夜の下に煌めくハーバーランドの夜景を、 岩絵の具の重厚な重ねにより 鮮やかに表現されています。 館内で見る 横4m超えの 大作は迫力満点。 震災直後の風景や イギリスの描写も心に響きます。 そして入場料 200円も嬉しいですし、 避暑の場所としてもうってつけ。 さあ このあとは神戸ベイ シェラトンで のんびりお茶でもして帰りますか。
7月12日(木) 池田市での鉄道講座は大盛況
朝方 激しく降っていた雨も午後にはなんとか止みました。 きょうは午後から池田泉州銀行さんの顧客向け教養講座で お話をさせてもらいます。 会場となる池田泉州銀行・池田営業部は、 2年前に統合するまでは池田銀行の本店でした。 重厚でレトロ館たっぷりな歴史を感じる洋館なんです。 本日のテ−マは、「鉄ちゃんアナ・羽川英樹が語る 魅惑のぶらり列車旅」。 講堂には大型プロジェクターやCDカセットも用意され、 あとはお客様の御来場を待つばかり。 午後1時半、北摂の上品な初老の紳士・淑女が集まってくださった中、 鉄ちゃん・羽川は、阪急梅田駅の発車音を合図にステージに登場です。 まずは鉄道ファンになったきっかけ、沿線の、 阪急電車の歴史と面白トリビアを語ります。 そのあと 関西の私鉄にまつわる貴重な音源もいくつか聞いてもらいました。 そしていよいよ 僕が撮りだめた写真を見ながらのおすすめ鉄道旅です。 大井川鉄道・土佐くろしお鉄道・南阿蘇鉄道・南海高野線「天空」 ・・・など 夏向きの鉄道旅をたっぷりご紹介しました。 もちろん地元のB級グルメや温泉ネタもしっかり入れて・・・。 終演後は、拙著「鉄漫・関西ぶらり列車旅」(扶桑社刊)も販売させてもらいましたが、おかげさまで あっという間に売り切れました。 みなさま ご協力ありがとうございました。
7月10日(火) 梅雨の晴れ間にクロスバイクで
午後、京阪・八幡市駅近くにある背割堤にやってきました。 ここは春、桜の名所として有名なところです。 木津川と宇治川を分ける堤防の散策道は1.4km、 ここに250本の桜が植えられており、 満開時の景色はまさに圧巻です。 桜の季節以外は自転車野郎のたまり場となります。 というのも ここの広大な駐車場は普段は無料なんです。 そして ここは嵐山・木津自転車道のちょうど中間地点。 ここまで車で自転車を運んで、ここから嵐山方面、 または逆の木津方面へと走っていくのです。 僕は本日は 木津方面へとルートをとりました。 梅雨の中休みで天気はいいのですが、 アスファルトから吹き上げる風は 生ぬるく、 とっくに30度は超えています。 5kmほど走ると、 茶畑の向こうに八幡の名所・流れ橋が見えてきます。 川が増水すると橋桁が流されるという独特の構造をもつ木の橋で、 正式には上津屋橋といい八幡市と久御山町を結んでいます。 長さは356m。現存する流れ橋では日本最長で、 よく時代劇のロケでも使われています。 僕は結局 雲行きも怪しくなってきたので 木津川沿いを玉水橋まで走って折り返します。 往復で34kmのサイクリングでした。 では このあとは伏見のスーパー銭湯・力の湯で汗を流して、 夜は、KBSラジオの生放送に行ってきます。
7月6日(金) 北陸新幹線 着工認可について
けさのラジオ関西「羽川英樹の情報アサイチ」の 鉄ちゃんニュースで、語った内容を まとめておきます。 さる6/29に金沢〜敦賀間(113km)の 北陸新幹線の着工が認可されました。 現在は東京から北陸方面は、長野まで 新幹線が動いています。 いま工事中の 長野〜金沢間は 2年後に運行開始予定。 そして 今回認可された 金沢〜敦賀はだいぶ先になりますが、 着工から14年後の開通予定です。 県内に新幹線をという福井県の悲願は、ついに叶います。 大飯原発再開への協力、東海道新幹線が災害で不通になったときの 代替機関などのカードを切りながら 国と交渉した結果でしょう。 開通すれば、東京〜金沢 2:30、東京〜福井が2:52で結ばれます。 福井県内の停車駅は 芦原温泉・福井・南越・敦賀の4駅です。 しかし喜んでばかりは おられません。 北陸新幹線が完成すれば、在来線は3セクに移行します。 3セクでは 通常 普通列車のみが運行されます。 つまり 在来線特急停車駅だった武生・鯖江などは、新幹線の駅の予定がないので各停しか停まらない駅に降格してしまいます。 東京からは便利になりますが、 大阪からの特急「サンダーバード」はなくなります。 大阪からは新快速で敦賀に行って乗り替えるか、 敦賀までのリレー特急が走るかもしれません。 いづれにしても 直行で北陸方面には行けなくなりそうです。 現在 フリーゲージトレインという 新幹線も在来線も走れる車両を開発していますが、 雪の多い 福井県ではたして大丈夫なんでしょうか。 新幹線開通でできると光と影。 町の趨勢や観光に、どんな影響がでるんでしょうか。 私が後期高齢者になる頃に全通するようですが、 しっかりみつめたいと思います。
7月6日(金) 「都市と塔の物語展」へ行く
大阪歴史博物館で開催中の「都市と塔の物語」展に行ってきました。 さる7/3に通天閣が100周年、 そして5月にはスカイツリー誕生とタワーにとって節目の時期になった今年。 19〜20世紀にかけてパリ・大阪・東京で生まれた塔を中心に、 そこで繰り広げられる都市と塔の物語が、 オルセー美術館や江戸東京博物館の絵画・写真・資料などをもとに 展示されています。 1989年(M22)完成のパリ・エッフェル塔に刺激を受け、 その翌年に 浅草にできた稜雲閣(12階52m)の 八角形の建物などは興味深く(関東大震災で倒壊)見ました。 また明治45年に完成した初代通天閣の物語もトリビアがいっぱい。 初代の施工は大林組。くしくも東京スカイツリーも大林組です。 また 初代の建設時には、あの松下幸之助氏も、 17歳で配管工として参画していたそうでうす。 写真撮影は禁止なので中身はお見せできませんが、 貴重な工事写真や当時の街の様子が満載で タワー好きにはたまらん展示です。 7/16まで開催中。最寄り駅は地下鉄・谷町4丁目。 入場料 大人1000円で、火曜が休館です。
7月4日(水) ヒルトン大阪で企業講演会
きょうは夕方 野原産業さんの年次総会で記念講演をさせてもらいました。総会が終わってお疲れのみなさんを、寝かさないように分かりやす面白く そして少しためになる話を90分 用意するのは大変です。 でも最近、講演がめっきり自分で楽しくなってきました。 ラジオとはちがう、目の前の直の反応が面白いのです。 たしかに 90分はしゃべるほうも聴くほうも大変ですが、 できるだけ時間経過が短く感じてもらえるよう いろいろ工夫してるつもりです。 特に頭10分のつかみが重要です。 時の話題、その土地のネタ、 取材で出会った面白ネタなどを 随時織り込み 緊張をほぐします。 おかげさまで今週はきょうをはじめ、 5日は姫路、7日は奈良県安堵町と計3本の講演会の仕事をいただきました。 ありがとうございます。 また各所からのご依頼をお待ちしています。 くわしく 当HPの講演欄をご覧ください。
7月3日(火) PART2 驚き!自宅でビールがつくれてしまう
今夜のKBSラジオ「羽川英樹の京・奈良・近江*見つけ旅」でご紹介した 手作りビールキットにはびっくりです。 オーストラリアのビールメーカー・クーパーズが開発した手作りビールキット。 その完成度の高さから 世界中にファンがいるそうです。 これさえあれば、添加物を一切使わない天然素材のビールを 家庭でも簡単に醸造できるんです。 専用ペットボトルを始め ビール造りに必要なものは すべてはいってますから 初心者でも安心して楽しむことができます。 お味も何種類もありますから、お好みのモルト缶を選ぶことができます。スタジオでも試飲させてもらいましたが、地ビールに近い深い味わいのビールになってました。 このキット 15、750円(税込)。 1杯40円くらいの計算になるそうです。 自宅でパンをつくるように、自分でビールをつくる。 男のロマンのひとつかもしれません。 くわしくは rio-meatpie.com をご覧ください。 キットを販売している 大津のミートパイ屋さん リオ・パイズのHPです。
7月3日(火) PART1 サンテレビ収録
午後から兵庫県庁に隣接する青少年交流プラザで サンテレビ「日曜さわやかトーク」の収録がありました。 今回のテーマは「感動体験が人を育てる」をテーマに、 井戸知事と2人のゲストをお招きしての対談です。 私の横が NPO法人ウィズネイチャー理事長の西森由美子さん。 空き店舗を使ったお母さんのためのコミュニケーションスペースの現状や、 親子での自然体験活動の様子について伺いました。 そのお隣が兵庫県青少年本部 子供・若者広場相談員の秋定容子さん。 「子供冒険広場」「若者ゆうゆう広場」についての 運営や相談業務について伺いました。 また知事からは県の子育て支援策、 青少年の成長支援策についての話を聞きました。 ゲストのお二人が口をそろえて、自分達が子供の頃から参加してる ガールスカウト活動がものすごく いま役立ってるとおっしゃいます。 この夏休み、子供たちに思い出に残る素敵な体験を ぜひさせてあげてください。 この模様は15日(日) 朝10:00〜10:30 に サンテレビで放送されます。
2012年6月>>