3月30日(月) 叡電・鞍馬など取材
9月に出版する「京都・鉄道グルメ本」の取材で、叡山電鉄に乗りまくる。 出町柳駅で1日フリー切符(1000円)を買い まずは鞍馬へ。 運よく 展望列車900系きららだ。大きな窓に向いてソファ席が8席。 錦秋には最高の景色を見せる市原〜二ノ瀬間の紅葉のトンネル。 残念ながら春はこんな感じ。 終点・鞍馬駅まで30分の電車旅。重層入母屋風の趣のある駅舎だ。 鞍馬寺山門の中にある鞍馬ケーブルの乗り場へ。 こここは鉄道事業法で許可を受けた鉄道では、全国唯一の宗教法人 (鞍馬寺)が運行する鉄道。ゆえに運転士は作務衣姿だし、運賃は 無料。ただしお寺の維持協力費として片道100円を寄進する。 わずか2分の乗車で多宝塔駅に。 ここからは徒歩約10分で本堂に着く。 アジアやヨーロッパ系の外国人観光客の姿が多く目立った。 他に 三宅八幡、八瀬比叡山口、宝ヶ池などで下車取材。 5月末の締め切りまでは、飲み会もお断りして 猛スパートで取材、執筆なり。
3月28日(土) 快晴の下、瀬田・南草津でテレビロケ
きょうは地元ケーブル・ZTVの月一回のロケの日です。 まずはJR瀬田駅から取材開始。 瀬田駅は大阪万博前年の1969年に、草津までの複々線化によって誕生しました。 はじめに瀬田川と琵琶湖の左岸(下流に向かって)の境界線はどこ?を調べます。 正解はJR琵琶湖線の鉄橋から北へ250mのあたり。 びわ湖漕艇場のある大津市玉野浦でした。 グルメ取材はロイヤルオークホテルのオリジナル ドーナツ9 種類からスタート。 ホテルでつくった贅沢なドーナツ(250円)は ひと味ちがいます。 そして次は瀬田駅前の焼肉店・凡楽で庶民的なスタミナ料理です。 この地で2代にわたって30年営業を続けるこの店の人気は 通年いただけるもつ鍋(1人前 1640円)です。 新鮮で上質ななホルモンに、玉葱と土生姜をうまく隠し味に使っています。 しめは沖縄そばが人気だとか。 次は南草津に移動。 この駅は1994年9月4日 関空開港と同じ日に誕生した駅。 2011年に新快速が停車するようになって 急速に発展していきました。 いまや県内では 草津に次いで乗降客数第2位なんです。 ここでは まず 西側(琵琶湖口)にある肉のあさのを取材しました。 いま ここではまかないカレー詰め放題をやってます。 あらゆる肉の部位がゴロゴロ入った お肉屋さんのカレー。 これを専用のパックに詰められるだけ詰めて税別500円なんです。 テイクアウト専用ですが、僕は揚げたてのコロッケも1個トッピングして いただきました。人生でこんな大盛りを食べたのは初めてです。 次は東口に出て、笠山5丁目という閑静な住宅地にある福ふくカフェを取材。 この1月に 長年の夢だったカフェを病院事務を辞め定年間際に女性がオープンさ せました。 センスのいい内装、おちつく雰囲気。 近くの会社に通勤の人、ご近所のお年寄り、近辺の大学生など年代を超えて愛されてるお店です。 僕はチーズケーキセット(650円)をいただき、しばしまったりしてい ました。 それにしてもきょうのロケは、もつ鍋・カレー・ドーナツ・チーズケーキと 完全にカロリーオーバー。あすからしっかりダイエットや。
3月26日(木) ラジオ関西もリニューアルで打ち上げ
毎週水・木曜の午前にお届けしてきたラジオ関西 「羽川英樹ハッスル!」。 4月からは 1曜日1パーソナリティ制にリニューアルされます。 僕は 木曜の10〜15時を担当。なんと5時間の生ワイドに 生まれ変わるんです。 ゆえに現状のスタイルはきょうが最終回ということで、番組終了後 出演者・スタッ フと打ち上げを兼ね、ランチバイキングに行ってきました。 場所は局舎のすぐそばにある 神戸ポートタワーホテル。 ここの2000円ランチバイキングがお値打ちなんです。 まずはアツアツのステーキ食べ放題。そして和洋中50種類の 多彩なメニュー。 ああ どれをとろうか迷ってしまいます。 結局、もう晩御飯はいらんというくらい お腹に詰め込んでしまいました。 この模様は 来週2日の番組で13時台に放送の予定です。 ちなみに このホテルに宿泊すると、こんな大浴場(サウナ付き)も利用 できるんですよ。
3月25日(水) KBS京都ラジオ お別れと新たな始まり
きょうの放送をもって9年半担当した「羽川英樹の京・奈良・近 江*みつけ 旅」(水曜 19:30〜21時)は終了です。多くのリスナーさんに支えられ、 自分の足で歩き舌で確かめた旅やグルメ情報をお届けしてきました。 アシスタントの藤原宏美さんやスタッフの皆さんにもいろんな面でフォローしてもらいました。ありがとうございました。 @夜の番組に関わらず、ものすごくメール・FAX・おはがきが多かったこと。 テレビで阪神・巨人戦やワールドカップがあろうとも その数は減りませんでした。 A2008年に腹部大動脈瘤の手術で 約1ケ月休んだこと。 皆さんからのお見舞いメッセージが とても励みになりました。 当時のアシスタントの美馬ちひろさんが ひとりでその間 がんばってくれました。 B雄琴温泉・びわ湖花街道での番組新年会で多くのリスナー さんとお喋りできたこと。 C何度か 冬場にまったく声がでなくなり、お聞き苦しい点があったこと。 Dいろんなジャンルのゲストの方と たっぷりおしゃべりできたこと。 ・・・などを始め想い出はいっぱいです。 そして 水曜18〜19時のナイター中継のない秋冬限定で6年間担当してきた 「羽川英樹の悠遊らじお」も きょうが最終回となります。 こちらは音楽中心の番組で、月1回 我々のおじさんフォークザ・ぼんも 生演奏させてもらいました。6年で歌った曲は36曲にもおよび、おかげでレパートリーが 急激に増え喜んでいます。 きょうで超ハードだった魔の水曜日、人呼んでビッグウェンズディも終わ りかと思うと一抹の寂しさもよぎります。 毎週水曜は午前中から神戸で4時間の生放送、そのあと京都へと移動して夜に 3時間生放送。なんと1日で7時間も喋ってました。そして放送終了後、 また神戸に戻って、翌朝の生放送4時間は、61歳の体にはこたえましたが、やりがいはありました。 さあ 来週からは新たな番組の立ち上げです。 毎週土曜 8:30〜12時まで「羽川英樹の土曜は旅気分」 がはじまります。 アシスタントの沢ともかさんやスタッフとともに、週末の朝に楽しくて役に立つ情 報をお届けしていきます。引き続き 応援よろしくお願いいたします。
3月19日(木) フラフープ復活!?
僕が6歳の時に大流行していたフラフープ(昭和33〜34年)。 いまバージョンアップしてカラフルに再登場している。 ラジオ関西「羽川英樹ハッスル!」でご紹介したガールズフラフープ。 ジョイナスという会社が輸入販売している。 直径80cmの輪っかの内側が波状になっており、おなかへの刺激が よりUP。また16本のパーツでの組み立て式なので、持ち運びや収納も ラクラク。 55年ぶりに挑戦したが、なかなか思うようには回せず。 スタジオ前を通る社員も 皆懐かしそうにチャレンジするが 回せる人は ごくわずか。けっこう きつくむずかしい運動だ。
3月16日(月) 嵐電北野線を取材
出版本の取材で、きょうは嵐電・北野線に乗車。 帷子ノ辻〜北野白梅町の3,8kmを単線で結ぶのどかな路線で、 沿線の名刹がそれぞれ駅名に配されている。 鳴滝〜宇多野間では桜のトンネルを通過。まだつぼみ固しだっ たがまもなく 70本のソメイヨシノがすばらしい景色を見せてくれるだろう。 開花中は夜間ライトアップも行われ、徐行して電車が走ってくれる。 遅咲きの桜でおなじみの世界遺産・仁和寺。 その玄関口・御室仁和寺駅は、駅舎正面の駅名額がみもの。 旧書体の右始まりのあざやかな墨字。90年の歴史が伝わってくる。 終点・北野白梅町まで閑静な住宅地横を走る11分の短い旅。 今出川通りを東に北野天満宮を目指そう。 鳥居の手前で「ちっちゃなおもひで」という一銭洋食の店を発見。 昭和55年からやってるという。小は100円、大が330円なり。 テイクアウトしてる人が多かったなあ。 その向かいにあるのが 僕おすすめの韓日茶苑・楽zen。 京都では珍しい韓国伝統茶と薬膳料理が味わえるお店。 一番人気は かぼちゃのおかゆ。 優しく上品な甘さが 体の隅々まで行きわたる感じだ。 では このあと天神さんで梅をしっかり見て帰ろう。
3月9日(月) 久々にJR奈良線に乗ってみた
9月に出版する本「京都鉄道・グルメ案内」(仮称)の取材を兼ね、京都駅から 久しぶりにJR奈良線に乗車。 この奈良線は京都と奈良を結ぶが、正式区間は京都〜木津。 つまり全線の駅が京都府内にあるのに奈良線と呼ぶ路線だ。 まずは2駅目の稲荷駅で下車。改札を出るとすぐに赤い大きな鳥居が あり、初詣の時期は大混雑となる。 ここはその昔、山科〜稲荷〜京都というルートを取っていた旧東海道本線 の駅だった。 そして ここにはその頃の遺産ともいえる「ランプ小屋」が残っている。 これが何を収納する場所だったかは、本に記述するとして 1879年築と 現存するものとしては最古のもので準鉄道記念物に 指定されている。中を見たい人は事前予約が必要。 27歳まで住んでいた六地蔵を通過し、次は宇治駅で下車。 2000年に平等院鳳凰堂をイメージした橋上駅舎になっている。 ここではB級グルメを一軒 潜入取材。 駅ロータリー前に「宇治でちゃんぽん」という迫力ある看板が目に飛び込んで くる。 宇治といえば茶そばのイメージだが、ここどんたくは洛南地域では 珍しい チャンポンの専門店なのだ。 この店での一番人気は焼きちゃんぽん(770円)。中太ストレート麺を 野菜と 炒め、その上から餡かけをかけたもの。野菜のうまみがひきたつ豚骨塩スープに モチモチ麺によく絡む。12種類の具材をつかっており、皿うどんとは違った食感が 楽しめるメニュー。深夜3時まで営業しているのも すごい。 あいにくの小雨模様だが、このあとは ふるさと宇治の商店街をしばし歩いてみよう。
3月2日(月) 帷子の辻・太秦 ぶらぶら寄り道グルメ
秋に出版する「京都鉄道・グルメ案内」(仮称)の取材も兼ねて、四条大宮から嵐電 に乗り帷子ノ辻にやってきました。ここはアナウンサー泣かせの難読駅名のひとつで、「かたびらのつじ」と読みます。 では帷子ノ駅近くから始まる大映通り商店街をブラブラ歩いてみましょう。 大映はかつて黒沢明の「羅生門」をはじめ、「座頭市」「眠狂四郎」「多羅尾伴内」シリーズなどで人気を博した映画会社で、山本富士子、京マチコ、若尾文子などの女優も擁していました。いまは吸収され角川書店が旧作品を管理しています。 歩道は映画フィルムをイメージしたカラー舗装がほどこされ、よく見ると街灯はカメラの形をしてるじゃありませんか。まず商店街の入り口付近のスーパー前で高さ5mはある巨大な大魔神を発見!これって神戸のJR長田駅前で鉄人28号に迎えられて以来の感動です。 「大魔神」は1966(昭和41)年に3シリ−ズが製作された時代劇と特撮をミックスした作品。 「ガメラ」と並ぶ大映の特撮の看板映画です。高田美和、藤村志保、本郷功次郎などが出演しており、大リーグでも活躍した佐々木主浩投手のニックネームとしても有名になりましたねえ。 商店街の中ほどに2013年3月にオープンしたうずキネマ館に立ち寄ります。「うず」は太秦のことで、ここは大映時代の映画資料館を兼ねた食事処になっています。入り口横には当時使用されていたカメラ、機材、フィルム缶、映画の台本、パンフレット、キネマ旬報のバックナンバーなどが所せましと並んでいます。 奥にはいると市川雷蔵・勝新太郎のポスターがずらり。このふたり同じ1931年生まれで、大映の2大スターとして長らく君臨してきました。2枚目路線の雷蔵、ワイルドな勝新は永遠のライバルだったんです。 そんなふたりは勝新の「かつ」と雷蔵の「ライ」をとってカツライスと呼ばれていたのです。そしてこの店のお皿の上でいま、二人は奇跡の共演を果たしています。オムライスの上にチキンカツをのせ和風カレールーでいただくという特製カツライス(880円)はボリュームもたっぷり。ほかにも大魔神弁当(大魔神の形をしている)やおばんざいいバイキングも人気です。往年のスターのポスターを眺めながらの食事は、昭和30〜40年代にタイムスリップした気分。オールド映画ファンにはたまらんスポットです。 この店を出てしばらく歩くと、神社の鳥居の中に大きな石碑を見つけました。近づいてみると牧野省三 顕彰の碑が建っていました。牧野監督は日本初のプロ映画監督として明治末期から昭和初期にかけ約300本の時代劇を制作し、日本映画の父と呼ばれた人です。この監督のもとから阪東妻三郎・片岡千恵蔵・嵐寛寿郎・市川歌右衛門など錚々たる名優が育っていきました。 さらに太秦方向に商店街を歩いていくとほそ井といううどん屋さんがあります。 あっさりいくなら ここがおすすめ。
店内は落ち着いていてカウンター・小あがり・テーブル席があり小料理屋の雰囲気が漂います。 ここでは春なら桜えび、夏ならハモ・アナゴと季節に合った食材の天ぷらうどんが人気メニュー。私は1年を通して人気の高い鳥天うどん(900円)注文しました。茹で上がるの約10分かかりますが、サービスの珍味「うどんかりんとう」をつまみながら待ちます。天ぷらは別添えで鳥天2つに野菜天が3品もついており、店名通りの手打ち細麺はのどごしもよく上品に仕上がっています。これはお得感いっぱいです。 そしてこの店の一番のウリはダシなんです。 2013年にこの地で開業したご主人は、長年 木屋町の割烹で働いていました。 だからダシへのこだわりはすごいんです。まさに五臓六腑にしみわたり、思わず全部飲み干してしまいます。また店主のもうひとつのおすすめは白いカレーうどん。ルーにココナツミルクと牛乳を混ぜ込むため黄色ではなく白に近くなるという珍しいメニューで、タイと日本の融合って感じです。お店は商店街の奥のほう(太秦広隆寺より)なので人通りも比較的少なく、大人の穴場スポットかもしれません。ここからなら広隆寺や東映太秦映画村はもうすぐそこです。
2015年2月>>